リノベのハウツー
2020.11.15
「登記簿抄本(とうきぼしょうほん)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集386
■登記簿抄本(とうきぼしょうほん)
「登記簿抄本」とは「とうきぼしょうほん」と読みます。「登記簿抄本」とは、対象となる不動産の登記の内容が記載された書類のことです。登記簿謄本も不動産の登記が記載された書類ですが、登記簿謄本は全ての内容が記載されているのに対して、登記簿抄本は一部の内容が記載されています。
登記簿には謄本と抄本が存在します。謄本とは、法務局に保管されている元になる文章の写しです。法務局には原本も存在していますが、持ち出すことは許可されていないので写しを発行しています。その際、謄本を要求すると登記簿に記載している全ての情報を複写します。しかし、抄本を要求した場合は登記簿の一部を複写するのです。
登記所は磁気ディスクに登記の情報を登録しており、コンピュータによって厳重に管理されています。
コンピュータで管理した登記記録の情報が、登記事項証明書のことです。
一方で登記記録については、コンピュータでの管理が難しい書類もあるので紙の登記簿を使用しているケースがあります。登記簿の全部を複写している書類が登記簿謄本で、登記簿の一部を複写しているのが登記簿抄本なのです。
最近では登記事項証明書がメインで使用されており、登記簿抄本や登記簿謄本を使用するコースは少ないでしょう。また、登記簿抄本や登記簿謄本が必要といわれた場合でも、実際には登記事項証明書を要求しているケースがあります。
なお、登記簿には土地、建物の過去や現在の所有者の情報や登記がされている住所などの情報を記載しています。
(参考:登記事項証明書と登記簿謄抄本とは,どう違うのですか? http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/000130939.pdf)