リノベのハウツー
2020.11.16
「チョーキング」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集387
目次
■チョーキング
「チョーキング」とは、外壁で指を触った際に白い粉が付着することです。白亜化現象と呼ばれていますが、白い粉がチョークに似ていることからチョーキング現象といわれています。
白い粉は外壁塗装で使用した塗料で、一定の年月が経過すると外壁の塗装が粉状になって削り取られてしまうのです。
チョーキングが発生する原因は、紫外線による影響、施工不良による影響、立地条件による影響の3つです。
外壁は常に紫外線が当たっており、時間が経過すると塗装が分解されてチョーキングが発生します。特に日当たりのよい南側の2階部分やベランダなどはチョーキングが起こりやすいでしょう。
チョーキングは施工不良によっても発生します。塗装が規定値よりも薄めて使用した場合には、塗装の対応年数よりも早いタイミングでチョーキング現象が起きる可能性があります。塗装の施工不良は目で確認するのが難しいため、チョーキング現象が起きたときにはすぐに専門業者に相談する必要があるでしょう。
チョーキング現象は酸性に強い環境にあると、発生しやすくなります。外壁で使用する塗料の成分は樹脂、添加物、顔料です。酸性の環境にあると樹脂が劣化して顔料や添加物が分離します。そのため、海岸沿いや工業地帯にある住宅はチョーキングが発生しやすいのです。
チョーキングを放置すると劣化が進み、雨水が壁の中に浸入したり、クラックと呼ばれるひび割れが生じたりします。そのため、チョーキングが発生したら早急な塗り替えが必要です。
(参考:チョーキング現象とは?原因と塗装の必要性をわかりやすく解説 http://ienuri.jp/choking-phenomenon/)