リノベのハウツー
2019.05.17
「上棟式」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集120
目次
■上棟式
「上棟式」とは、「上棟のとき、工匠などが神をまつって行う儀式」で、工事が棟上げまで終了したときに執り行うものです。最近では、儀式の側面は薄くなってきていますが、無事に工事が進んだことへの感謝と、完成を祈願するため行う場合もあります。ご祝儀を棟梁や工事関係者に送ることもあり、上棟式を行うときには費用も必要です。
各辞書・辞典からの解説
「上棟式」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「上棟式」とは、「建築儀礼のひとつ」であり、「上棟のとき、工匠などが神をまつって行う儀式」のことであると説明されています。「上棟祭、棟上むねあげ式」ともいいます。
(2)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「上棟式」とは「建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式」のことです。一般的に、上棟式を行うのは「新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成したあと棟木を 取り付けて補強する」ときです。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「上棟式」とは、以下のような文章で説明がされています。
「木造建築を建てる際、建物の最頂部の構造部材である棟木(むなぎ)を載せるときに行われる儀式。地鎮祭とならび、現在でも一般的に執り行われる主要な建築儀礼。建て前、棟上(むねあ)げ式、棟上祭ともいう。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「上棟式」とは「上棟のとき、工匠などが神をまつって行う儀式」のことであるとおわかり頂けたと思います。