「刷毛（はけ）」とは何か？｜誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集393

■刷毛（はけ）

「刷毛」とは「はけ」と読みます。「刷毛」とは、液状の物を塗ったり、汚れを払い落としたりする道具のことです。プラスチックや木でできた柄の先端に多数の毛を付けています。毛には動物の毛と化学繊維の2種類があり、動物の場合は馬や豚などの毛が使われており、化学繊維の場合はナイロンやポリエステルを使用しています。

各辞書・辞典からの解説

「刷毛」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。

（１）「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「刷毛」とは、１つ目の意味が「柄の台に獣毛などを束ねそろえて植え込んだ道具。塗料や液体を塗ったり、粉・ほこりなどを払ったりするのに用いる。」、２つ目の意味が「刷毛先に同じ。」となっています。

（2）「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「刷毛」とは、以下のような文章で説明がされています。
「柄の先に毛の束を植えつけ，先を切りそろえた道具。顔料や漆，接着剤，化粧品などを塗るのに用いる。ヨーロッパの旧石器時代壁画や西アジア，中国の新石器時代彩文土器などの存在は，当然一種の刷毛の存在を予想させる。しかし遺物としては知られていない。日本では，奈良時代に柄の先を幅1～4cmに平らに整えて毛を植えた平刷毛と，丸棒の一端の周囲を削り取り，中心を芯状に残してこれを軸とし，毛を植えた丸刷毛とがある。」

（１）〜（2）を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「刷毛」とは、「毛の束を植え付けた道具」のことであるとおわかり頂けたと思います。