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2020.11.02

塗料が塗りにくい?ならば希釈(きしゃく)してみよう

塗料が塗りにくい?ならば希釈(きしゃく)してみよう


DIYで壁や家具を塗装することは、気分も一新できて楽しいものです。

しかし塗装をする場合に厄介なのが塗料のベタつき。ハケが重くて作業がはかどらないとか、ローラーの跡が残ってしまう原因は、塗料のねばり気が高いことが考えられます。

ベタつきを抑えるには、塗料を薄める必要があります。その場合に使うのが希釈剤。といってもそれほど難しいものではありません。ただし、希釈剤には2種類ありますので、間違わないように注意しましょう。
 

塗料が2種類あれば希釈剤も2種類


塗料は色を付けるための「顔料」や顔料を固定するための「樹脂」などからできていますが、これらは固体ですからそのままでは塗ることはできません。これらを溶かして液体にするのが「希釈剤」です。希釈剤は大きく分けて「水」と「シンナー(有機溶剤)」の2種類があります。

塗料には「水性」と「油性」の2種類があることはご存じかと思いますが、水性塗料は希釈剤に水を使っている物のことを指しますし、油性塗料はシンナーを使っている物のことです。シンナーはペイントうすめ液などの名前で販売されていますね。


水性塗料の希釈には水

水性塗料が使いにくいと感じたなら、顔料や樹脂が固まっていることが原因かもしれません。ならば希釈剤の水を加えてやりましょう。水道水を使えばいいので手軽ですし、使った後の道具の手入れも水で行えます。


油性塗料の希釈にはシンナー

油性塗料の希釈剤はシンナーですから、加えれば作業はスムーズになるのですが、色々と面倒が多いのも油性塗料です。

シンナーは購入する必要がありますし、ニオイがきつく人体やご近所への悪影響も心配でしょう。使用時には火気厳禁ですし、道具の手入れにもシンナーを使わなくてはならないのもデメリットと言えます。


油性塗料を使うメリットとは?

油性塗料は耐久性が高いという特長がありましたから、もっぱら屋外の塗装で使われてきました。しかし、現在では水性塗料も改良されており、外壁などの塗装でも水性塗料を用いることは珍しくありません。DIYで屋内で使うものを塗装する場合には、油性塗料を使うメリットはほとんどありませんから、希釈剤に水を使う水性塗料を用いましょう。
 

やみくもな希釈には要注意!

水などの希釈剤を加えるとハケやローラー運びが軽くなり、作業がはかどるようになります。塗った跡も残りにくくなりますから、仕上がりもきれいになるでしょう。

しかし、とりあえず希釈とばかりに希釈剤をやみくもに加えるのも良くありません。塗料のベタつきが下がりすぎて液だれが起こりやすくなりますし、耐久性も低くなってしまいます。
 

塗料を薄めるなら希釈率は必見です


どの程度希釈すればいいのだろう?と思ったら、塗料の容器にある「希釈率」を参照してください。「ハケ・ローラーなら0~10%、スプレーなら20~40%」といった記載があるはずです。「ハケやローラーを使う場合は、500gの塗料なら0~50gの水を加えてください」という意味ですね。


気温や道具で粘度は変わります

塗料にベタつきがでる原因は気温の低さです。気温が低いと粘度が上がりベタつくようになりますし、高いと粘度が下がります。希釈率に0~10%と開きがあるのは、気温の高い低いを考慮しているからです。

スプレーを使用して塗装する場合、希釈率が高くなっているのは粘度が高いとスプレーの目詰まりの原因になるからです。


希釈率を正確に守るべきなのか?

希釈率の上限が10%になっているから、11%になってしまうとダメなのか?というと、必ずしもそうではありません。数%程度なら許容範囲と考えて大らかにいけば良いのですが、計量カップくらいは使いましょう。
 

悪徳業者は希釈率を守らない


希釈率を高くすると作業効率がアップしますし、広い面積を塗ることもできます。これを利用するというのが悪徳業者と言われます。メーカーが指定する希釈率以上に薄めた塗料を使うことで、原材料費を浮かそうとすることも。結果、耐用年数よりも短い期間で塗り替えが必要になるでしょう。

しかし、希釈率が守られているかどうかは、なかなか見抜けるものではありません。被害を防ぐためには、信頼できる業者を選ぶしかないでしょう。

見積りの安さだけで選ぶのではなく、実績や評判を総合的に判断した上で依頼する業者を決めましょう。地域密着型の業者なら、いつ頃から営業してるのかも重要な判断材料になりますね。
 

まとめ

ベタつきがひどくて塗料が使いにくい場合には、希釈液を加えて塗料の粘度を下げてやります。希釈液とは水性塗料なら水、油性塗料ならシンナーなのですが、やみくもに加えてやれば良いというわけではありません。容器に書かれている希釈率を守って、希釈液を加えていきましょう。

適度に希釈された塗料なら作業効率や仕上がりが良くなりますから、希釈液は必須なのですが、おすすめは希釈がしやすい水性塗料です。ニオイも弱く環境にも優しい水性塗料は、DIYライフのパートナーとも言えますね。
 

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