リノベのハウツー
2020.10.15
「1本目地(いっぽんめじ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集328
■1本目地(いっぽんめじ)
「塗り目地」とは、タイルやレンガなどの目地施工のひとつです。レンガやタイルの施工をする際に目地を入れるときがありますが、1本目地の施工をすることできれいに仕上がります。
1本目地におすすめなのは吸水率の低い壁材、表面がデコボコしている壁材表面にざらつきのある壁材などです。表面に目地を残したくない方や目地部分を深くしたい方にも適しています。
1本目地の施工をする際には、目地材と水をよく混ぜて耳たぶ程度の硬さになるまで練っていきます。その後、絞り袋などに練った目地材を詰めてから、目地の幅に合わせて絞り袋の先端をカットします。目地材を詰めるときには、クリームを絞るようにゆっくりと目地に詰めていきましょう。
全ての目地に目地材を詰めたらブラシで目地を仕上げます。1日ほど時間が経過したら硬めのブラシを使って表面の汚れを落とします。
目地にはさまざまな役割がありますが、大きな役割のひとつとして外壁の吸収があります。建物の壁は剛性が強い場合でも、季節による気温の変化、梅雨の時期における気圧の変化などの影響で収縮や膨張を繰り返しています。また、台風や地震によっても動くことがあるのです。
目地には外壁の動きを吸収する役目があり、損傷防止に効果があります。その結果、建物の老朽化を防ぎ、快適な暮らしを続けられるのです。