リノベのハウツー
2020.10.14
「塗り目地(ぬりめじ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集323
目次
■塗り目地(ぬりめじ)
「塗り目地」とは、タイルの目地施工のひとつです。塗るという言葉の通り、タイルの表面を覆うように目地材を詰めていいく方法で、詰めた後は余った目地材を拭き取って落とします。
塗り目地がおすすめなケースとして、吸水材の低いタイルを使用するとき、立体感のあるタイルを使用するとき、ざらつきのないタイルを使用するときや表面に目地を残したいときが挙げられます。吸水率の高いタイルを使用する場合は塗り目地よりも1本目地などの方法が良いでしょう。
塗り目地で施工する場合には、耳たぶの硬さほどまで練り上げてから、ゴム製の鏝やへらなどを使いタイルやレンガの表面に塗ります。その後、乾燥状態をチェックしてから固く絞ったスポンジで表面を洗い流します。1日ほど時間を空けたら、硬めのブラシを使って表面の汚れを落としていくのです。
タイルや石材を扱うときには目地が必要です。目地が必要といえる理由のひとつに誤差の調整があります。タイルは土で焼いてから成形するので、タイルのサイズはわずかに異なります。焼き上がったタイルは焼く前と比較して1割ほど縮む場合もあるのです。そこで、タイルの誤差を調整するために目地を使用します。
加えて、目地を入れることで接着力をアップさせられます。目地部分にも目地セメントを加えるので吸着力が高まるのです。