リノベのハウツー
2020.11.19
「眠り目地(ねむりめじ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集329
目次
■眠り目地(ねむりめじ)
「眠り目地」とは、外壁工事における目地施工のひとつです。石やタイルなどのすき間を小さくして、目地を目立たたなくします。施工方法によっては目地をほぼ無くした状態にして石と石、タイルとタイルをじかに接着する場合もあります。眠り目地は他の目地施工とは異なり、医師やタイルの寸法精度が求められます。そのため、きわめて難しい施工方法といえるでしょう。
外壁に使用する石やタイルは焼いて成形をしています。そのため、1枚1枚のサイズは微妙に異なっており、石やタイルをを並べると若干のずれが生じることもあるのです。そのため、一般的な外壁工事では石と石やタイルとタイルとの間に目地を設けてサイズの違いを修正しています。
一方で眠り目地では目地をほぼ無くした状態にしており、石と石を直接つなぎ合わせているのです。眠り目地が普及している理由のひとつに技術の進歩が挙げられます。以前は石やタイルの成形の精度は異なっていましたが、現代では工場で均一なタイルを成形できるようになっています。そのため、デザイン性を重視した目地の無い施工が注目されています。
なお、眠り目地のことを地域によっては「めくら目地」、「突付け目地」と呼ばれることもあります。
また、目地施工には眠り目地以外にも、一直線に通っている芋目地、交互に目地を引く馬目地などがあります。