リノベのハウツー
2019.05.27
「シックハウス症候群」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集140
■シックハウス症候群
「シックハウス症候群」とは、新築の家や、マンションへの入居後に、目の傷み、のどのヒリヒリ、頭痛、吐き気などの不快な症状があらわれる病気のひとつです。主に、建材や家具に使用されるホルムアルデヒドなどの化学物質が原因とされています。喘息や皮膚炎を引き起こすこともあるので十分に注意が必要です。
各辞書・辞典からの解説
「シックハウス症候群」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「シックハウス症候群」とは、「建材・塗料・家具などから発生するホルムアルデヒドなどの VOC (揮発性有機化学物質)による室内空気汚染によって引き起こされる病気や症状」のことであると説明されています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「シックハウス症候群」とは「建材などに使用されている化学物質」が主な原因とされている病気や症状のことで、「新築の家やマンションへの入居後に、目の痛み、のどのヒリヒリ、頭重、吐き気」などを訴えることがあります。
(3)「家とインテリアの用語がわかる辞典」より
「家とインテリアの用語がわかる辞典」において「シックハウス症候群」とは、以下のような文章で説明がされています。
「新築・リフォームした住宅において、壁・床などの接着剤や塗料などから放出される化学物質が原因で起こる健康障害。ホルムアルデヒドなどの化学物質が、めまいや吐き気、目やのどの痛みなどを引き起こす。原因物質を含んだ建材の普及と、住宅の気密性が高まったことなどから、症状を訴える人が急増。2003年、建材に含まれる化学物質の規制と、換気設備の設置が建築基準法により義務付けられた。」
(1)〜(3)を合わせてみると、「シックハウス症候群」とは、「建材などに使用される化学物質が原因でさまざまな症状を巻き起こす」ものであるとおわかり頂けたと思います。