リノベのハウツー
2020.12.01
「外部擁壁(がいぶようへき)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集334
■外部擁壁(がいぶようへき)
「外部擁壁」とは、土砂崩れなどの崩壊を防ぐための壁状の構造物のことです。道路から敷地が高くなった場所に住宅などの建物を建築する際には、盛土の側面が崩れ落ちないように壁を作る必要があります。自然の状態のままでは土が崩れ落ちることもあるので、擁壁をして崩壊を防ぐようにするのです。
外部擁壁を設計する際に注意することとして耐久性を高めることが挙げられます。緩い土壌については風による力で盛土が崩れる恐れがあるので注意しなければなりません。また、雨が降ると水圧が盛土に加わるので、盛土の崩壊を招きやすくなるのです。そのため、外部擁壁に適切な建築素材を使用して強固なものにします。
一般的に使われる建築素材はコンクリートです。コンクリートは雨や風などの影響を受けにくいというメリットがあります。特に鉄筋コンクリートについては、土圧や水圧が強くなった時でも崩壊を防ぐことが可能です。
そのほか、住宅の景観に合わせやすいというメリットを持ったレンガ積擁壁や石積擁壁などの外部擁壁もあります。なお、姫路城や松本城などの城は石積擁壁の工法を取り入れており、古くから外部擁壁の工法が使用されていたことがわかります。
外部擁壁を施工する際の注意点として、年月が経過すると劣化が進むので定期的な補修が必要です。
(出典:ウィキペディア「擁壁」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%93%81%E5%A3%81、SUUMO 「擁壁とは」https://suumo.jp/yougo/y/youheki/)