リノベのハウツー
2020.11.29
「セメント」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集365
目次
■セメント
「セメント」とは、水や溶剤を加えると硬くなる粉のことです。モルタルやコンクリートを作るための材料として使われており、石灰やアスファルトなどを焼き固めた後に砕いて作ります。セメントには接着剤の役割があり、水を加えることで固まるのです。なお、セメントに砂を加えると強度がアップします。
各辞書・辞典からの解説
「セメント」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「セメント」とは、「石灰を主成分とする、土木建築用の無機質接合剤。石灰石・粘土などを粉砕し、煆焼・焼成して作る粉末。水で練ったあと、疑結・硬化する現象が空気中だけで進む気硬性セメントと、水中でも硬化が進む水硬性セメントとに大別される。普通には後者のポルトランドセメントをさし、コンクリートなどの原料にする。セメン。」となっています。
(1)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「セメント」とは、「石灰を主成分とする土木建築用の無機質接合剤。石灰石、粘土などを粉砕し、煆焼・焼成してつくる。水中で硬化せず、空気中で硬化する気硬性セメント、水中でも硬化する水硬性セメントに大別される。一般には、水硬性の普通ポルトランドセメントをさし、水や砂と混ぜ、練って用いる。歯科用や美術などに用いられる特殊セメントもある。洋灰。水泥。セメン。」となっています。
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様です。
(2)「世界大百科事典」より
「世界大百科事典」において「セメント」とは、以下のような文章で説明がされています。
「元来は物と物とを結合あるいは接着させる性質のある物質を意味するが,慣用的には無機系の接着剤とくに量的に最も多いポルトランドセメントを指す。土木建築におけるように比較的大量に使われる無機系の接着剤には,セッコウ(石膏)のような気硬性のものと,ポルトランドセメントのような水硬性のものとがある。」
(1)〜(3)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「セメント」とは、「石灰を主成分とした接合剤」のことであるとおわかり頂けたと思います。