リノベのハウツー
2020.12.01
「ラス下地(らすしたじ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集336
目次
■ラス下地(らすしたじ)
「ラス下地」とは、ラスと呼ばれる金属製の金網を張った下地のことです。ラスとは建物の内壁や外壁などのモルタル塗りの下地材料として使われる金網のことで、日本では木ずり、小舞と呼ばれることもあります。ラス下地で用いられるラスは針金を金網で編み込んだワイヤーラス、細い鋼板に切れ目を入れて引き延ばしたメタルラスなどです。
ラス下地は外壁の強度をアップさせるために使用します。具体的には、モルタルの下にラス下地を敷いてから固めるのです。
ラス下地を使うメリットのひとつは固定コストであることです。外壁の耐震性を高める方法として軽量化の建築素材を使用する、鉄筋などで補強をするといった方法がありますが、コストが高いというデメリットがあります。しかしラス下地による補強は、他の耐震性の補強よりも費用がかからないので手軽に利用できるというメリットがあるのです。
さらにラス下地には仕上がりが早いというメリットもあります。通常の補強工事よりも短期間で仕上がるので、急ぎで補強工事をしたい方や短期間での工期で工事をしたい方におすすめです。さらに、再施工のリスクが少ないというメリットもあり、安心して補修ができます。
一方でラス下地で使用するモルタルにはひび割れを起こしやすいというデメリットがあるので、定期的なチェックが必要です。
(出典:施工の神様「ラス下地とは」https://sekokan-navi.jp/magazine/skk_words/%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%B8%8B%E5%9C%B0、建設・設備求人データベース「ラス下地」https://plant.ten-navi.com/dictionary/cat08/7444/、もっと知りたい!インテリア用語「ラス下地」https://www.nif.or.jp/glossary/%E3%83%A9%E3%82%B9%E4%B8%8B%E5%9C%B0)