リノベのハウツー
2020.05.15
みずほ銀行のリノベーション向きローン
みずほ銀行は、短期固定・長期固定・変動3つの金利パターンでリノベーション向き(一体型)ローンを用意しているのですが、中でも注目すべきは短期と長期、2つの固定金利パターンです。
固定金利期間選択を検討されている方は短期固定に置き換えてお読みください。
みずほ銀行でリノベーション向きローンを組むメリット
主なメリットは以下の4つです。
・固定金利は非常に優秀、ランキング1位もあり
・みずほ銀行のネットという安心感
・担保価値の出し方が違う
・金利が優遇された多目的ローンを用意
みずほ銀行の固定金利は非常に優秀、ランキング1位もあり
「ダイヤモンド不動産研究所」は一体型ローンのランキングを発表しています。根拠になっているのは「実質金利」、保証料や事務手数料などを金融機関が公表している金利(表面金利)に上乗せしたものです。これを参考にすることで、一見すると低金利だけれど費用が高いといったローンを避けられますから、なかなか優秀なランキングといえるでしょう。
そんなランキングでみずほ銀行が輝いているのは、5年と10年つまり短期固定の金利パターンです。令和2年3月の時点で堂々1位、過去のランキングでも軒並み上位となっていますから、いかに力を入れているかがわかるでしょう。
また35年固定金利も優秀です。上位に並んでいるのは頭金をローンの40%以上しなければならないなど特殊な中、みずほ銀行の3位(1.123%・令和2年3月)は非常に優秀といえるのです。
一方で、変動金利・一体型住宅ローンのランキングは今一つに見えますが、それは固定金利のものが優秀だからです。数多くあるローンの中で13位ですから、十分見るべき点はあるでしょう。
みずほ銀行のネットという安心感
なぜメガバンクのみずほ銀行が、ランキング1位に入るほど低金利の住宅ローンをラインナップできるか?というと、申し込みから審査、契約まですべてWeb上で完結する「ネット専用」となっているからです。
一方でみずほ銀行は、店頭で申し込む住宅ローンもあるのですが、こちらの金利はネット専用と比較すると+0.1%。長期間のローンですから、この差は大きいのです。ネット専用というと不安になりがちですが、みずほ銀行というメガバンクがやっているのですから安心感も大きいのです。
加えてネット専用ローンだからこそのメリットもあります。事前審査もネットだけですから、審査が通るかどうか試してみたいというケースでも気軽に使えますし、みずほ銀行に口座がなくても大丈夫。何よりも店舗に出向くという面倒さがないのです。
担保価値の出し方が、みずほ銀行独特である
なぜ一体型の住宅ローンは上限1億円という、大金を貸し付けてくれるか?というと、リノベーションの対象となる中古物件を担保に入れるからです。しかし上限が1億円だからといって、全ての人に満額を貸し付けるわけではありません。たとえば中古物件の担保価値で大いに変動するのです。
そしてみずほ銀行の担保価値の算出方法は、他の金融機関と少々違います。みずほ銀行はリノベーション後の物件から担保価値を出すのですが、他の金融機関が算出するのはリノベーション前の物件。つまりみずほ銀行の方がローンを組める上限が高いのです。
古民家に手を入れるなど、大規模なリノベーションを計画してる人にとって耳寄りなメリットといえるでしょう。
金利が優遇された多目的ローンを用意
みずほ銀行では住宅ローンの利用者向けに、金利が優遇されている多目的ローンが用意されています。どれくらい優遇されているかというと、通常のみずほ銀行の多目的ローンより約2.5%もお得。リノベーションと合わせて家具を購入したいとか、車を新しくしたいというニーズに応えてくれます。
最長10年、1,000万円という上限もうれしいところですし、子どもが20歳未満なら年0.1%の金利引き下げをしてくれるところも見逃せません。
まとめ
日本3大メガバンクの一角で、総資産が170兆円を大きく上回るのがみずほ銀行です。同じネット専用住宅ローンとはいえ、大きな安心感があるでしょう。加えて他のネット専業銀行と十分戦える低金利ですから、みずほ銀行のリノベーション向けローンは都市銀行とネット銀行の良いところ取りのようにも感じます。
またネットで完結する一方で電話での相談も気軽にできるのも、みずほ銀行を選ぶメリット。まるで店頭で相談しているかのような感覚もあるでしょう。以上のことから検討する価値が高いのが、みずほ銀行のリノベーション向けローンなのです。
(参考:みずほ銀行)