リノベのハウツー
2019.09.03
マンションの専用庭&バルコニーにウッドデッキは作れる?
戸建てのお庭にあるイメージが強いウッドデッキ。ご飯を食べたり、パーティーしたり、夏にはこどもがプールで遊んだり。リビングとひと続きの空間として開放感を得られたりと、ウッドデッキは安定の人気があります。
そんなウッドデッキですが、マンションでの設置は可能なのでしょうか?
ウッドデッキの設置場所
ウッドデッキを設置する候補の場所としては
・専用庭
・ルーフバルコニー
が、あげられます。マンションには、住戸によってこの専用庭やルーフバルコニーのある部屋があります。毎月使用料を支払うことで、使用が認められている場所です。
コストはかかる一方で、開放感が得られたり生活の幅が広がったりと人気が高い住戸でもあります。
では、マンションではウッドデッキ設置が可能か、見てみましょう。
マンションの管理組合が定める規則を確認
結論から言えば、マンションの管理組合が定める規則に反していなければ、設置が可能と考えることができます。具体的には以下のようになります。
マンションには専有部分と共用部分があり、手を加えたり、変更できる部分とできない部分があります。
専有部分
一般的には、住戸部分(住んでいる空間)のみを指します。厳密には天井・床・壁などコンクリート躯体部分で囲まれた内部空間になります。リノベーションやリフォームなどが可能。
共用部分
上の、専有部分以外の全てが共用部分です。バルコニーやテラス、専用庭も実は共用部分となります。基本的に手を加えたり、変更することは不可能です。
このバルコニーやテラス、専用庭は、管理組合が管理する『専用使用権が認められた共用部分』という扱いになります。「専用で使用できる」ため、管理組合によって規定が異なるのもこのためです。
そこでまずは管理組合が定める規則を確認しましょう。もし『工作物の築造・設置は禁止』のような内容が記載されていた場合は、ウッドデッキを設置することはできません。
反対に、記載がなければリノベーションによって設置できる可能性がありますが、後にトラブルにならないためにも、管理組合に必ず確認をとりましょう。
ウッドデッキNG?!そんなときは
ウッドデッキがNGとなってしまった場合に、次に考えられるのがウッドパネルです。一枚が約30cm×30cmで、連結することで一面ウッディに仕上げることが可能です。ウッドデッキに比較して設置も手間が少なく、また撤去可能なためバルコニーでの使用が認められるケースが多いのもこのウッドパネルです。こちらも管理組合に確認してからの設置がオススメです。
これからマンションを探すなら
不動産仲介会社に、予め「ウッドデッキを作りたい」という要望を伝えるようにしましょう。その際に、きちんとマンションの管理組合に確認をとってくれる担当の方にお願いするようにしましょう。
これなら住んでから「できなかった!」と、後悔することもありません。
まとめ
マンションの管理組合が決めた規則はマンションに住む全ての人の基準になるので、例外は認められないと考えておきましょう。ウッドデッキの設置も例外ではなく、ウッドパネルも含めて何がOKなのか逐一確認することがトラブル回避のポイントです。
まだこれから物件を探す場合には、事前にきちんと確認してくれる不動産会社に依頼することをオススメします。