リノベのハウツー
2020.04.13
リノベーションローンと住宅ローンの違いを徹底解説
最近では中古物件を購入してからリノベーションをする人が増えています。新築物件の購入と比較した場合、中古物件をリノベーションしたほうが費用を安く抑えられる、自分の思い通りの家に変えられるというメリットがあります。
しかし、中古物件をリノベーションする場合でも費用はかかります。大きな買い物なので、しっかりとした資金計画を立てることが重要です。
そこで今回は、リノベーションで利用できる2つのローンについてまとめました。それぞれの特色や違いについても紹介しています。無理のない返済をするためにも、ぜひこの記事を参考にしてください。
リノベーションローンとは
リノベーションローンとは、リノベーションを行うときのみに利用できるローンです。担保型と無担保型の2種類のリノベーションローンがあります。
担保型のリノベーションローン
担保型のリノベーションローンの特色は、無担保型よりも低い金利での借入が可能です。加えて、無担保型よりも多くの借入ができるというメリットもあります。返済期間も長く設定しているので、大規模なリノベーション工事にも対応可能です。
一方で、担保型は、審査が厳しいというデメリットがあります。審査の時間も長く、1週間以上かかることもあるので注意が必要です。
また、最大のデメリットとして、ローンの返済が難しくなったときに担保を失うことがあるということが挙げられます。そのため、担保型のリノベーションローンを利用するときには、しっかりと返済計画を立てることが大切です。
無担保型のリノベーションローン
無担保型のリノベーションローンでは、ローンの返済が難しくなった場合でも、担保の借入がないので担保を失うことがありません。加えて、担保型のリノベーションローンよりも審査が早いというメリットもあります。保証人は必要ないため、気軽に申し込みができるでしょう。
一方で、無担保型は借入額に制限があり、返済期間も短い設定となっています。そのため、大掛かりなリノベーションには不向きというデメリットがあるので注意が必要です。
(参照:リフォームローンの選び方!担保の有無・金利相場・おすすめローン6選比較)
住宅ローンとは
住宅ローンとは、住宅に関係した借入を行うときに利用できるローンです。新築や中古のマンションや一戸建てを購入するとき、リノベーションやリフォームを行うときに利用できます。
住宅ローンの特色として、金利の低いことが挙げられます。不動産投資用の事業ローンの場合、2~4%の金利がかかりますが、住宅ローンの場合は1%以下での借入も可能です。
加えて、住宅ローンは最長で35年という長い期間での借入ができます。返済期間を長くすることで、毎月の返済額を抑えることが可能です。そのため、余裕のある返済計画を立てることができます。
一方で、住宅ローンは、審査が厳しいというリスクがあります。また、住宅ローンは担保を必要としており、ローンの支払いが難しい場合には担保を失うので注意が必要です。
住宅ローンには一体型ローンもある
住宅ローンの中には、中古住宅の購入費用とリノベーションの工事費用の両方の借入ができる一体型ローンがあります。
一体型ローンは、2つのローンを1つにまとめており、審査に関しても一度で済むというメリットがあります。加えて、借入にかかる手数料も抑えることができるので、お得にローンを利用できるでしょう。
金利については、住宅ローンの金利を適用します。無担保型のリノベーションローンを利用する場合には、高い金利を払わなければなりません。しかし、一体型のローンにすることで、リノベーションの部分に関しても低い金利に抑えることができます。
(参照:不動産投資ローン7つのポイント、住宅ローン 金利比較、借入期間は、最長何年まで?)
リノベーションローンと住宅ローンの違い
リノベーションで利用できるローンは以下の通りです。
(参考:リフォームローンの選び方!担保の有無・金利相場・おすすめローン6選比較)
ローンを選ぶときに注意したいこと
ローンの種類によって限度額が異なるため、ローンを選ぶときには借入金額をしっかり検討しましょう。そのため、資金不足に陥らないためにも、必要な費用を把握しておくことが大切です。
加えて、ローンを選ぶときには借入期間もしっかり確認する必要があります。同じ金額を借入する場合でも、返済期間によって毎月の支払う金額は変わります。毎月の支出を抑えるには、借入期間を長くすることが大切です。
まとめ
リノベーションローンと住宅ローンにはいくつかの違いがあります。リノベーションのみの場合には、両方のローンを利用できますが、中古住宅の購入資金に関しては、住宅ローンのみで利用が可能です。
自分に合ったローンのタイプを選ぶときには、必要な借入金額を計算しましょう。さらに、毎月の返済可能な金額もチェックしておくことで、必要な借入期間がわかります。リノベーションを成功させるためにも、借入は慎重に行いましょう。