リノベのハウツー
2020.01.20
一軒家リフォームの時期・費用とおしゃれなリフォームを成功させるためのヒントをご紹介!
「リフォーム」と聞くと、かなり大掛かりな工事をイメージしてしまいますが、家の様々な場所や部位をメンテナンスすることも、リフォームと言えます。
しかしいざ、リフォームをするとは言っても、「リフォームするのに適したタイミングや費用がわからない…」と言う方も多いかと思います。
そして、どうせリフォームをするのなら、「おしゃれなリフォームをしたい!」と思いますよね。
今回は、リフォームに適したタイミングと、リフォーム費用についてお伝えしつつ、おしゃれなリフォームを成功させるためのヒントもお伝えしようと思います。
一軒家リフォーム時期はいつが良い?
リフォームは、家の部位によっても適切な時期が違うと言われます。
このため、一軒家を丸々リフォームをすると言うよりは、各場所や部位別に適切なタイミングでリフォームやメンテナンスをすることで、効率的にリフォームをすることができるでしょう。
【床や壁などの内装】
フローリングの張り替え:10〜15年(歩くと軋む音がしたり、へこみを発見した際には、補修を検討しましょう。)
畳の交換:およそ5年ごとに裏返し・表替えをし、10〜15年で新しく張り替えましょう。
壁紙の貼り替え:10年
【水まわり・ガスまわり】
キッチン・トイレ・浴室・洗面所などは、10〜20年での交換のが目途と言われます。
水まわりやガスまわりは、劣化していてもわかりづらいのですが、知らない間に腐食が進んでいる場合が多いので、10〜20年以内には、リフォームすることをおすすめします。
【窓周り・建具】
窓周りや建具は20〜30年くらいでのリフォームが目途でしょう。
窓周りは、ガラスが割れている部分の補修、建て付けを改善、結露の防止対策などをしましょう。
【外壁】
外壁に関しては、10年ごとに塗装を行うことをおすすめします。
外壁は、常に雨や風、日光、湿気などにさらされている部分ですので、どうしても劣化が進んでしまいがちです。
外壁をメンテナンスしない場合、塗装が落ちて壁がひび割れしてしまったり、ひび割れから構造部分に不具合が発生することもあり得ます。
このような事態が起こってしまった後でリフォームをしようとすると、高額な費用が必要となってしまうため、できれば10年ごとのメンテナンスを行いましょう。
【屋根】
塗装:10年
葺き替え:20年
屋根も外壁と同じく、常に雨や風、日光、湿気などにさらされている部分であり、劣化しやすい部位のひとつです。
屋根は劣化を自分の目で確かめることはなかなか難しいのですが、建築されてから10年以上経っている場合は、劣化が生じていると思って良いでしょう。
屋根の劣化が進むと、屋根の張り替えも必要になり、高額な費用が必要になってしまいますので、こちらも早めのメンテナンスが必要でしょう。
一軒家リフォームの費用相場
次は、一軒家リフォームをした際の費用相場についてご紹介します。
どのようなリフォームをするかによっても値段は大きく異なりますが、一軒家リフォームをするにあたって、1000万円前後のお金をリフォームに投資している人が多いようです。
(出典:プロが教える!一戸建てリフォームの費用相場を完全解説!)
一軒家のリフォームは、大きく分けると、先ほどもご紹介したような「原状回復を目的としたリフォーム」、「内装を新築同然に作り替えてしまうリノベーション」の2つがあります。
前者の費用相場は200〜500万円ほどですが、後者となると1000万円以上の費用が必要と言われます。
どちらのスタイルを選ぶかは、今の家の状態やどのような暮らしをしていくか、によって決めましょう。
例えば、築年数が30年以上経っていたり、今の暮らし方と家の間取りが合っていなかったりする場合は、内装や間取りを変えることができるリノベーションの方が、快適な家を手に入れることができるため、良いと言えるでしょう。
また、一方で築年数が20年くらいで、今の家の間取りが気に入っている場合は、メンテナンス要素の強い、原状回復のリフォームがおすすめです。
おしゃれな一軒家リフォームを成功させるためのポイントをご紹介
リフォームのコンセプトを決めよう
家をリフォームするためには、どんなイメージの家にしたいのか、コンセプトを決める必要があるでしょう。
北欧スタイルのおしゃれな部屋にしたいのか、黒と白で統一したシックな部屋にするのか、など、部屋ごとのテーマを決めてから予算や具体的なデザイン、業者を決めていきましょう。
色や形、質感は統一感を持たせよう
部屋をおしゃれにするためには、統一感も大切です。
最初に決めたコンセプトに沿って、壁や床、インテリアの色や形、質感などの統一がおすすめです。
例えば、シンプルでスタイリッシュな部屋にする場合、床や壁、インテリアの色は黒と白をベースとし、インテリアの質感は無機質で、形は直線的なものを増やしてみましょう。色・形・質感の統一で、コンセプトに沿った部屋が出来上がるでしょう。
部屋の印象は壁紙や天井の交換で変わる
壁紙や天井クロスの貼り替えを行うと、部屋の印象が大きく変わります。
例えば、今まで壁紙も天井も全て白色だった部屋を、一部の壁紙だけ水色にすると、爽やかでおしゃれな雰囲気を出すことができるでしょう。
部屋の雰囲気は床材によっても変わる
部屋の雰囲気は、床材によっても大きく変わります。
例えば木のフローリングにすれば、温かみのある部屋に。
また、タイル材を敷けば、ホテルライクな落ち着いたお部屋を演出することもできます。
床材の選択次第で、様々なテーマのお部屋へとリフォームできますね。
まとめ
一軒家リフォームと一言で言っても、家の部屋全てを改造してしまうような大掛かりな工事ではなく、床を張り替えたり、外壁をメンテナンスすることもリフォームと言えます。
大きな買い物の一軒家に、これからも大切に住んでいくためには、もっとリフォームを身近にしていき、知識をつけて、リフォームを定期的に行うことが重要でしょう。
そしてせっかくリフォームをするのであれば、今までと違った雰囲気のお部屋にするべく、こだわってみるのも楽しいですね。