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2019.12.04

マンション間取り変更リフォームにかかる費用と注意点

マンション間取り変更リフォームにかかる費用と注意点

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買おうと思っているマンションの場所は気に入っているけれど間取りを変えたい・家族構成の変化に対応するためにリフォームしたいという方は多いのではないでしょうか。

しかし、マンションの間取りを変えるとなると、かなり大掛かりな工事というイメージがあり、いくらぐらいの費用がかかるのかわからないという方もいるでしょう。
この記事では、よく行われる間取り変更リフォームの内容やその費用などについて解説します。

一般的な間取り変更リフォームの内容

マンション間取り変更リフォームにかかる費用と注意点

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一般的によく行われる間取り変更リフォームの内容は、以下のようなものです。
・2部屋の洋室を1部屋にする
・リビングと洋室を1部屋にまとめる
・洋室と和室をつなげて1部屋の洋室にする
・大きな1つの部屋を2部屋に分ける
・全ての間仕切り壁を撤去して部屋全体をスケルトンにする
・間仕切り壁を撤去して引き戸を設置する
・簡易的な間仕切りとしてロールスクリーンを設置する
部屋を分けたりまとめたりする工事をすると、ただ壁を壊したり追加したりするだけでは終わりません。壁紙を統一するための張り替え工事や照明の撤去・追加工事など、付帯する工事が必要になるので注意が必要です。
なお、照明を撤去したり追加したりするときには、天井も一旦取り壊す場合があります。また、電源を追加すれば、電気契約量の関係でブレーカーを交換する必要に迫られることもあるので、こちらも注意しましょう。

各変更リフォームにかかる費用の相場

各間取り変更リフォームにかかる費用の相場は以下の表の通りです。ただし、部屋の面積などによって費用は変わりますので、ご注意ください。
 

工事内容

費用

間仕切り壁の撤去と補修

7万円〜23万円/箇所

壁紙の張り替え

1,000円〜1,500円/㎡

フローリングの張り替え

3万円〜6万円/畳

間仕切り壁の設置

8万円〜25万円/箇所

引き戸やドアの設置

5万円〜15万円/箇所

天井の補修

4万円〜6万円

※独自のインターネット調査により作成

間仕切り壁の撤去も設置も、壁紙の張り替え及びフローリングの張り替えはセットで発生すると捉えましょう。

リフォーム工事費用の相場
リフォーム工事というとその内容は間取り変更だけに限りませんが、リフォーム工事にかける金額は、一般的にいくらぐらいが妥当なのでしょうか。
以下は一般社団法人住宅リフォーム推進協議会がまとめているリフォーム契約金額の統計です。

出典:一般社団法人住宅リフォーム推進協議会「平成29年度 第15回 住宅リフォーム実例調査」http://www.j-reform.com/publish/pdf/jitsurei-H29.pdf

リフォーム工事の契約金額は、直近の平成29年(=2017年)では100万円〜300万円が最多となっています。その次に多いのは1,000万円以上で、この価格帯の工事については借入金の利用率が最も高くなっています。

そもそも変更リフォームができるのか事前に確認する

マンション間取り変更リフォームにかかる費用と注意点

リフォームをしようと思っても、マンションの場合は、管理規約で共用部分と定められている箇所に手を加えることはできません。また、建物の構造によって間取り変更できるのかそうでないのか、自由度は変わってきます。
マンションの構造には2種類あります。「ラーメン構造」と「壁式構造」です。

ラーメン構造
ラーメン構造とは建物全体を梁と柱とで支える構造のことです。この構造の建物については、取り壊しても建物全体の安全に関わる壁が少なく、間取り変更の自由がききやすいと言えます。
ただし、部屋の中に梁や柱が出っ張っていることが多く、部屋に凹凸ができてしまうのが難点です。

壁式構造
壁式構造とは、柱や梁ではなく鉄筋の入った壁を多く使って建物を支える構造のことです。この構造は、5階以下の建物に比較的多いと言われています。
構造に関わりのある壁が多く、間取り変更をしたいと思っても壁を取り壊せない可能性があります。

間取り変更を考えている場合は躯体壁に注意
「躯体壁」はマンションの主要構造部に当たるため、耐震性確保などの観点から自由に手を加えられません。つまり、壁式構造の建物にはこの躯体壁が多いことになります。
躯体壁の位置を確認するためには、マンションを購入するときに入手するパンフレットで部屋の間取り図を見てみましょう。

配管や配線の確認が必要になることも
水回りの位置変更には給排水管の配管が関わってきます。このため、例えばキッチンをアイランドキッチンにして部屋の中央に持ってくるなどの工事は、やりたくてもできない場合があるので気をつけましょう。
また、間取りを変更する場合は、水回りの配管だけではなくて電気の配線を変える必要に迫られることもあります。しかしながら、配管や配線はパンフレットを見るだけではわかりません。
配管や配線を確認するためには、マンションの管理組合が保管している「竣工図面」を確認する必要があります。竣工図面は管理室などに保管されていることが多いので、まずは管理会社に問い合わせてみましょう。

まとめ

「間取り変更」と一言で言っても付帯する工事は様々です。ただ壁を壊したり作ったりするための費用だけではなく、その他の費用も多くかかってきます。
また、マンションで間取り変更をする場合は、構造の面やルールの面などで制限を課せられることも多いので、工事を実行する前には確認を怠らないようにしましょう。

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