リノベのハウツー
2019.05.28
「テラコッタ」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集143
■テラコッタ
「テラコッタ」とは、「素焼きの焼き物」のことで、粘土を用いて作ります。古くから作られているもので、古代ギリシャのタナグラ人形はもっとも有名なテラコッタのひとつです。
各辞書・辞典からの解説
「テラコッタ」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「大辞林 第三版」より
「大辞林 第三版」において「テラコッタ」とは、「良質の粘土を焼いて作った素焼きの塑像や器」のことであると説明されています。「古くから作られ、メソポタミア・エジプトなどの遺跡から発掘」されたこともあります。特に有名なのは「古代ギリシャのタナグラ人形」です。
(2)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「テラコッタ」とは1つ目の意味が「粘土を素焼きにして作った器物・塑像(そぞう)などの総称」であると説明されています。「先史時代から各地で見られ、古代ギリシャのタナグラ人形、ルネサンス期にドイツ・イタリアで作られた胸像などが有名」で、「日本の埴輪(はにわ)」もこの一種です。2つ目の意味として「建築材料で、装飾に用いる素焼きの陶器」もあります。
(3)「リフォーム用語集」より
「リフォーム用語集」において「テラコッタ」とは、「素焼きの焼き物」のことであると説明されており、イタリア語の「焼いた土」という意味に由来しています。「焼成温度によって出来上がりの色彩が変化する」のが特徴です。住宅において、テラコッタを用いたアプローチや壁なども多く取り入れられています。
(1)〜(3)を合わせてみると、「テラコッタ」とは「素焼きの焼き物」のことであるとおわかりいただけたと思います。