リノベのハウツー
2017.09.01
一戸建てと賃貸でのリノベーションのプロセスの違い
一戸建て住宅にしても賃貸住宅にしても、リノベーションをすることは可能になります。例えば、一戸建て住宅の場合ならば中古住宅として購入して自分たちの間取りにしたい場合には思い切って改築してしまうのも一つの方法になります。 一方で、賃貸住宅の場合にはリノベーションをすることは可能ですがそれでも人から借りたものになりますのでいくつか制限があるでしょう。
“両方の大きな違いを知っておく”
一戸建て住宅と賃貸住宅の決定的な違いは、なんといっても自分の所有しているものなのかあるいは借りているものなのかの違いになります。どちらが自由に手入れをすることができるかといえば前者の方になるでしょう。裏を返せば、賃貸住宅を借りている場合にはかなり制限がかかるといっても過言ではありません。 仮に、賃貸住宅で大幅な改築を行った場合には、原状回復義務を果たさなければならず退去時にたくさんのお金を取られてしまうでしょう。基本的には、敷金に合わせて少しお金を支払うだけで済みますが、あまりにも大幅な改築を行ってしまった場合にはかなりの請求がくると思って間違いありません。 例えば、賃貸住宅であるにもかかわらず間取りを変更した場合です。このような場合は元に戻さなければならず、手入れをするならばそれ以外のプロセスを考えた上で行う必要があるわけです。View this post on Instagram
“一戸建て住宅の場合にできること”
一戸建て住宅でリノベーションをする場合には、基本的に制限はそれほどありません。原状回復義務のようなものも一切ありませんので、自由に行うことができます。例えば、思い切って間取りの変更してしまっても問題ないわけです。ただ、間取りの変更までしてしまうといくつか問題点が出てくることを知っておきましょう。 問題点の一つ目は、法律の制限に反してしまう可能性があることです。例えば、天井が邪魔だからとむき出しにしているような住宅がありますが、梁の部分は出してはいけない構造体も存在しています。このような制限がありますので、住宅のリフォーム会社とよく相談をして手入れをする必要があります。もう一つは、工法により制限がかかってくることがあるでしょう。一戸建て住宅でも、昔から日本で建築されている従来工法と呼ばれる方法ならば問題ありませんが、アメリカなどから入ってきたツーバイフォー工法と呼ばれるものは耐震性などの問題から間取りを変更することに制限がかかっています。View this post on Instagram
“賃貸住宅の場合はどうか”
借りている住宅の場合には、原状回復義務があることをまず大前提にスタートしなければなりません。そのため、すぐに元に戻す状態ならば部屋を変えてしまっても問題ありません。例えば、壁紙を変える際には元に戻せるようにはがせるタイプのものを使う必要があります。最近は、簡単にシールで張り付けられ退去するときにはがすことができるものもあります。当然ながら、跡がつかないものですのではがした際に汚れるようなことはほとんどないでしょう。 間取りの変更はさすがにできませんが、収納などを倍増すことも可能になります。ただ、収納を増やす場合にくぎなどを使って収納を作ることは基本的にできません。物理的には可能ですが、原状回復義務が発生した時その分お金をとられえてしまいます。画鋲の場合に関しては特に問題ありませんので、画鋲でつけることができる収納などを作ってみましょう。View this post on Instagram
“まとめ”
借りている住宅と一戸建て住宅では、改築するときに制限が異なります。前者の場合には、原状回復義務があるため自由にできる範囲がかなり狭いといえます。これに対して一戸建て住宅の場合には、効率的な制限はあるにせよかなり自由に改築することが可能です。ただ、ツーバイフォー工法と呼ばれる工法に関しては間取り変更などをすると耐震性が弱くなるため制限がかかります。"