リノベーションのアイテム
2020.11.09
おしゃれなガラス棚、ブラケットはどれを選ぶ?
ジュエリーやコスメのショップで使われているのは、ガラス棚です。おしゃれで清潔感もあるガラス棚をDIYするなら、いったい何を用意すればよいのでしょうか。
ガラスの棚板はテーブルの天板などで使われる強化ガラスでなければ、すぐに割れてしまいます。
ここではガラス用ブラケットの紹介や、好みのブラケットをガラス用に工夫する方法をご紹介します。
ガラス用のブラケットを使う
棚板が落下すると大惨事になりがちなガラス棚ですから、ブラケットにも工夫が凝らされています。
それでは市販されている、ガラス用のブラケットの代表を見てみましょう。
ロイヤル「ガラス棚板専用水平ブラケット」
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ブラケットやブラケットレールのトップブランドといえばロイヤルです。バリエーションの豊富さと信頼性の高さから、様々な業種のショップで広く使われています。
ロイヤルのガラス用ブラケットは大きく分けると、棚板がずれないように先端が跳ね上がっているものと、いないものの2種類です。共通するのはシリコンゴム製の滑り止めが付いていることです。ガラス棚が動いたり、キズが付いたりしないようにするためです。
ラインナップされているのは、先端が跳ね上がっているタイプだけでも42種類あります。
棚板の奥行きは10cmから45cmまでと幅広く、カラーも鏡面クローム、サテンクローム、ゴールドと3種類用意されていますから、ブラケットレールと組み合わせれば、好みのガラス棚が完成します。サイズの小さいものなら1本数100円、高いものでも1,000円ほどという価格帯もうれしいのですが、難点はブラケットレールが必要となるところです。
ブラケットをガラス棚用に工夫する
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ガラス棚用のブラケットと木製棚用の違いは、滑り止めのあるなしです。木製棚用のブラケットに滑り止めを付ければ、ガラス棚用として使うことができます。
ブラケットが棚と接する部分に、シリコンゴム製のシートを貼り付けます。ブラケットとゴムシートは、両面テープで止めるとよいでしょう。
ガラス棚を加工してもらう
ブラケットにゴムを貼り付けただけでは不安があるならば、ブラケットに空いているネジ穴を活用しましょう。
ガラス棚をオーダーする
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ガラスを切ったり、穴を開けたりするには、慣れと専用の工具が必要になります。
Webショップでガラス棚をオーダーするのが早いでしょう。
ビスを用意する
ガラス棚を固定するには、木ネジのかわりにビスとナットを使います。力が分散するように、上下にシリコン製のワッシャーを挟み、ガラス棚を固定します。ガラス棚が割れてしまいますから、締め付けの力は弱めに。ナットがゆるまないように、ネジ止め剤を使ってください。
ブラケットのネジ穴を広げる
ブラケットのネジ穴をビスにフィットさせるには、円錐形のリーマーという工具を使います。価格は1,000円程度です。
ガラスではなくアクリル棚を使う
ガラスの棚板のかわりに、同様の見た目が実現できるアクリル板を棚板に加工するのはいかかでしょうか。好みの大きさに切るのも、数mm程度の厚さならプラスチックカッターを用いれば十分ですし、ドリルで下穴を開ければ木ネジを使うこともできます。安全のために角を丸めるのもさほど難しくないでしょう。
アクリル棚板のデメリット
透明度が高い、割れにくい、加工もしやすいアクリル棚板はメリットばかりのようですが、やはりデメリットもあります。それはキズの付きやすさです。棚にのせたものの底を引きずるだけで、カンタンに傷が付いてしまいます。
少々のキズならコンパウンドで磨けば取れますが、透明のシートを敷いておくなど、あらかじめ対策が必要になります。
まとめ
ガラス棚をDIYする方法としては、ガラス棚とブラケットがセットになったものを使う、専用のダボを使う、などの方法もあります。ただ、好みのデザインやサイズの棚がセットで販売されているとは限りませんし、ダボを使うには左右に棚柱が必要になります。
結果、好みのブラケットとガラスの棚板の間にゴムを挟むというのが、現実的ではないでしょうか。子どもの手の届かないところに設置するなど、安全への気配りはお忘れなく。