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2020.11.10
人感センサーのスイッチの仕組みとは、メリットやデメリットも紹介
暗闇の中でも自動的に明かりをつけられる便利な人感センサー。スイッチを探す必要がないので煩わしさを軽減できるでしょう。一方で、人感センサーには興味があるものの、メリットやデメリットがわからないという方もいます。
そこで今回は、人感センサーのメリットやデメリットやスイッチの仕組みについてまとめました。この記事を一読れば、人感センサーについて詳しく分かるので参考にしてください。
人感センサーの基本情報
動きに反応してスイッチが切り替わる装置のことを人感センサーと呼びます。人感センサーと聞くと玄関やトイレに設置するライトを思い浮かべる方もいますが、コンビニエンスストアやスーパーマーケットの自動ドアや敷地内に侵入したら自動的に録画するカメラにも人感センサーは使われています。
スイッチがつく仕組み
熱や音に反応してスイッチがつくのが人感センサーです。熱に反応するタイプの場合は、周囲の温度変化をに感知して動作します。センサーの前をに人が横切ると自動的にスイッチが入るのです。一方で音で反応するタイプの場合は、足音などをに感知して動作します。音がスイッチに伝わり照明がついたり録音機能が作動したりするのです。
人感センサーの設置を検討するときには、どのようなタイプが適しているのか考える必要があるでしょう。
赤外線を使用している
一般家庭向けの人感センサーは、主に赤外線によるセンサーを使っています。赤外線は光の一種ですが、人間の目には見えません。高い音や低い音が聞こえないのと同じように、光についても見えるものと見えないものがあります。人感センサーは赤外線を電気信号に変換して装置を動かしているのです。
赤外線は紫外線と同じように害があるのではないかと心配する方もいるかもしれません。赤外線も紫外線も、目には見えない不可視光線の一種です。紫外線は長時間浴びると皮膚細胞を傷つけてしまいますが、赤外線は長時間浴びても皮膚を傷つけることはありません。
赤外線は、対象物を温めるという効果はありますが、人体へ害は無いので安心してセンサーを取り付けられるでしょう。
人感センサーのメリットとデメリット
温度や音による反応でスイッチがつくのが人感センサーですが、メリットやデメリットがあるので取り付ける際には前もって把握しておきましょう。
人感センサーのメリット
人感センサーを設置すると節電の効果が期待できます。通常のスイッチの場合は消し忘れる可能性があり、誰もいないのに明かりがついたままということもあるでしょう。人感センサーを取り付ければ 自動的に消灯するので消し忘れる心配がありません。
別のメリットとして防犯の効果が期待できます。人を感知すると自然に明かりがつくので、不審者の侵入を軽減できるでしょう。さらに録画機能のある人感センサーを取り付ければ、不審者が侵入した後でのチェックが可能です。
もうひとつのメリットは便利なことです。スイッチを手で操作する必要がなく、重い荷物を抱えているときでも自動的に明かりがつきます。暗闇の中での転倒事故防止にも役立つでしょう。また、子どものいる家族については、スイッチを子どもたちの手に届く場所に付け替える必要がないので便利です。
人感センサーのデメリット
人感センサーのデメリットは費用の高さです。通常のスイッチと比較した場合、センサーの部品を取り付ける必要があるので費用が高くなるでしょう。
もうひとつのデメリットは誤作動の可能性です。人がいない状況でも温度の上昇によって作動してしまうことがあります。
例えば、エアコンの室外機の近くに設置すると室外機から排出される熱によってセンサーが誤作動を起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。また、光を反射しやすい床材を使用すると光による熱で反応することがあります。
反対に暗い場所に設置した場合は、わずかな明かりで誤作動を起こすことがあるので注意しましょう。センサーを設置する際には、周囲の温度の上昇に気を付ける必要があります。
また、気候より人感センサーが反応しないケースがあるので注意しましょう。例えば、雨の日に傘で手や顔が隠れている状況では、人体の温度に反応しない可能性があります。また、暑い日についても、人体の温度と外の気温との温度差が少ないとセンサーが作動しないことがあるので注意が必要です。
センサーを取り付けるときには前もって業者に相談しておきましょう。
まとめ
人感センサーには温度で反応するタイプと音で反応するタイプがあり、赤外線の光によって感知するシステムとなっています。なお、赤外線は人畜無害なので安心して使用できるでしょう。
人感センサーには節電や防犯の効果がありますが、一方で誤作動を起こす可能性があるので注意が必要です。設置の際には前もって業者に相談しましょう。