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2020.11.03

ラグには種類がある!シェニール・シャギー・ループ・モケットそれぞれの特徴まとめ

ラグには種類がある!シェニール・シャギー・ループ・モケットそれぞれの特徴まとめ


部屋の床を彩るラグは、その部屋の雰囲気を決定づける大切な要素。ラグは素材ごとに特徴が異なるのはもちろんですが、織り方や表面の仕上げによっても種類があるのをご存じでしょうか。

今回はラグの代表的な種類であるシェニール・シャギー・ループ・モケットについて、それぞれの特徴を解説していきます。部屋に置くラグを探している人は、自分の部屋に置いた様子をイメージしながら読んでみてください。
 

種類によっておすすめ用途が異なる!

ラグは織り方や表面の仕上げによって種類があるということをお話ししましたが、種類によっておすすめの用途も異なってきます。

例えば、柔らかい肌触りのシェニールやシャギーのラグは素足で過ごすことの多い家向き。きめ細やかな肌触りと薄さが特徴のモケットタイプは、上にソファやテーブルなどを乗せても違和感がないため、ダイニングスペースにもおすすめのラグです。

肌触りを重視するのか、上に家具を置くことを前提としているのか、掃除のしやすさを第一に考えるのか、ペットの過ごしやすさも考慮に入れるのかなど、自身のライフスタイルにマッチするラグを選ぶことが大切と言えるでしょう。
 

肌触りの良いシェニール

ここからは主な4種類について、ラグの特徴をご紹介していきます。最初にご紹介するのは「シェニール」です。


柔らかな肌触りが特徴のシェニール

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「シェニール」とは、フランス語でいも虫や毛虫を表す言葉。2本の糸を撚っていく時に、縦方向に他の糸を巻きつけていきます。巻きつけた糸をカットすると、糸の先が四方に開いてモール状の飾り糸が完成。ふさふさなモール状の糸が毛虫のように見えることから、名前がつけられたようです。

18世期末ごろのスコットランドでカーペット用の織物として誕生したと言われており、柔らかな手触りはまさにラグ向きと言えるでしょう。


シェニールラグのメリット・デメリット
シェニールの長所は、何と言っても糸の柔らかさ。優しい手触りなので、小さな子どもやペットがいる家庭にもおすすめです。縦糸をカットして作るので毛足が短く、掃除機をかけやすいという点もメリット。また、比較的生地が薄いため、必要な時や季節に合わせて簡単に収納したり取り出したりできるのも嬉しいですね。

一方、シェニールの弱点は縦糸が抜けやすいこと。摩擦を受けると糸が抜けてしまうことがあるため、廊下や玄関など頻繁に人が通るような場所にはあまり向きません。
 

ふわふわな手触りのシャギー

2つ目にご紹介するのは「シャギー」です。ラグの種類について詳しくなくても、シャギーという言葉は聞いたことがあるかもしれません。ラグの中でも人気が高く、広く知られる種類です。


毛足が長くふわふわな肌触りのシャギー

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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シャギーラグは一般的に毛足が25mm以上あり、ふわふわとした肌触りが特徴。思わず直接寝転びたくなるような気持ち良さです。シャギーとは「毛深い」「毛むくじゃらの」といった意味の言葉であり、毛足が長いものは高級感を感じさせます。

人気の高い種類なので、商品数が多いシャギーラグ。毛足が長いおかげで、置くだけでフローリングに立体感を持たせることができるのも特徴です。


シャギーラグのメリット・デメリット
シャギーラグのメリットと言えば、繰り返しお伝えしているふわふわとした肌触り。冬場でも温かいというのもポイントです。意外なのは、毛足が長い=通気性がいいということで、夏場でもサラサラと快適に過ごせるという点。毛足がホコリを吸着するので、細かなホコリやゴミが空気中に広がりにくいのもシャギーラグならではの特徴です。

ホコリを吸着するということは、裏を返せばゴミが溜まりやすいということ。布団と同じように、定期的な天日干しが欠かせません。長い毛足が絡まってしまうため、自動掃除ロボットや掃除機のブラシモードとの相性はあまり良くない点も要注意です。
 

耐久性とメンテナンス性のループ

シェニールやシャギーが毛先をカットしたものであるのに対し、次にご紹介するループは糸をカットしていないのが特徴です。


弾力性があって耐久性に優れるループ

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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ループラグは毛先をカットせず、生地の裏地まで巻きつけています。糸が生地の裏面からクルッと一周しているような形になるので、表面から見るとループ状になっているのです。毛足が均一に埋め込まれているため、弾力性があり摩擦に強く、優れた耐久性を誇ります。


ループラグのメリット・デメリット
ループラグは耐久性が高いのはもちろん、毛足が短く揃っているので掃除がしやすいという点も大きなメリット。毛足がループになっている分密度が高く、そもそも毛足の間にゴミが溜まりにくい構造になっています。耐久性の高さ・掃除のしやすさという2つの特徴を踏まえると、リビングやダイニングキッチンなど人が集まる場所に向いているでしょう。

ただ、毛先をカットしたシェニール・シャギーに比べると、どうしても表面は硬い印象を受けます。基本的に表面が均一なので面白みにかけるとも言われており、実用性を重視する人におすすめのラグと言えるのです。
 

電車のシートでおなじみのモケット

次にご紹介するラグの種類は「モケット」です。名前は聞いたことがなくても、多くの人が一度は触れたことがある生地と言えます。


毛足が短いモケットは電車やバスのシートに使われる

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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モケットの大きな特徴は毛足が短いこと。シャギーは25mm以上というお話をしましたが、モケットの毛足は約3mm程度。毛足が短く揃っているため、ビロードのような滑らかな触り心地が特徴です。

古くからモケット素材は公共交通機関の座席に使われており、19世紀にはイギリスで飛行機の座席に使われていたという記録も残っていると言います。日本でも電車やバスの座席素材として広く用いられているので、一度は触れたことがあるという人がほとんどなのではないでしょうか。


モケットラグのメリット・デメリット
公共交通機関で広く用いられるモケット素材を使ったラグは、毛足が短く生地が薄いため、上に家具を置いても違和感が少ない点はメリット。サラッとした触感なので、夏場でも快適に過ごせるラグでもあります。

ただし、生地が薄いということで、物によっては耐久性が劣るものもあるようです。ラグの上に乗せた家具を移動させる時には、ラグを引っ張ってしまわないよう注意するといいでしょう。
 

まとめ

今回は、シェニール・シャギー・ループ・モケットという代表的なラグの種類ごとに、特徴やメリット・デメリットをご紹介してきました。種類ごとにマッチする使い方や場所があるというのがおわかりいただけたのではないでしょうか。

これからラグを買う人は、要望に優先順位をつけた上で、ライフスタイルに合った種類のラグを選ぶようにしましょう。
 

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