その他
2019.05.12
子供が独立することを想定したリノベーションについて
成人していないお子さんのいるご家庭では、リノベーションをするに際して子供部屋を設ける、もしくはリノベーションするという方が大半かと思います。
しかし、お子さんは誰しもが成人し大人になり、多くの方が独立していくことになると思います。そうなることを見越した上で子供部屋を将来どのように使うべきか。それを事前に想定しておくに越したことはありません。
今回は様々な事例から見えてきた3つの使い方について、それぞれ紹介をしていきたいと思います。
その1:寛ぎの部屋に
多くの例として挙げられるのが、寛ぎの部屋にするということです。もう少し厳密に言えば、新しい夫婦の寝室にするということです。ただベッドを置いて寝るだけの空間ではなく、ベッドの横に小さなソファーやテーブルを置き、まるでホテルのようなリビングとは少し異なった第二の落ち着ける空間とされる方も多いです。
元々夫婦の寝室を設けている方はこれに該当しないかもしれませんが、例えばお子さん2人で一部屋を使用しているようなご家庭では、お子さんが使用されていた部屋の方が夫婦の元々の寝室よりも面積が広いという場合もございます。その場合は空いた広い方の部屋を寝室に変更するという選択肢も出てくることでしょう。また寝室はそのままにしつつ、第二のリビングとして活用するケースもございます。
その2:趣味の部屋に
続いて、趣味の部屋に作り変えるという例も多いです。これはもちろんご夫婦の趣味の部屋ということになります。
例えば、ご夫婦共通の趣味を持っているのであれば、それらの物を置いたり何か作業をしたりする部屋に切り替えてみるのも良いと思います。
別々の趣味であれば、リビングスペースは旦那様の趣味スペース、子供部屋の方は奥様の新たな趣味スペースにするなど、空間に余裕ができるからこそ趣味の幅を広げるためにスペースを活用できます。
特に、アウトドア、着付け、DIYなど、物を多く所有されている方は、それら物をただ収納するためだけに使用するのではなく、見せる収納でその部屋に入ることが楽しくなるような使い方をしてみても良いかもしれません。
その3:収納部屋に
最後に紹介するのは収納部屋にするということです。要するに物置になるわけですが、元々夫婦の寝室やリビング・ダイニングなどに多く物を置かれていた方にはとても有用です。
なぜならば、それらの物を収納する新たな空間として活用することで、他の部屋が部屋の荷物が少なくなり、クリーンで開放的な空間にすることができるからです。
家はクリーンで清潔な雰囲気を保つに越したことはありませんが、掃除にも限度があります。ですので、物をとりあえず置いておける新たな空間を作ることで、普段の生活スペースの物を減らし、掃除をしやすくし、部屋を清潔に保つきっかけになるはずです。
番外編&まとめ:再リノベーション
最後に一つ番外編をご紹介いたします。
番外編としては子供の部屋の壁をぶち抜いて、地続きの広い部屋を作り上げるという方法です。要するに再リノベーションになります。
再リノベーションをするということは、もちろん予算はかかってきます。しかし、空いてしまった部屋を無理に使用するということではなく、新しいライフスタイルをそこで作り上げていくという意味ではポジティブな選択肢にもなります。予算との兼ね合いにはなりますがこれも是非検討してみると良いでしょう。
寛ぎの空間にするにも、趣味の空間にするにも、また収納部屋と使用するにも、空いた部屋をどう活用しようと頭を悩ませる必要はありません。
むしろ新しい空間ができることは、新しいライフスタイルを始めるためのチャンスです。「どのように活かそうか」とご夫婦で楽しみながら話し合うと良いでしょう。それによってお子さんが成人し独立した後のご夫婦の新しい未来を明るく展望することができるはずです。