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2020.10.30

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」


いま話題の「モンテッソーリ教育」、ご存じですか?イタリア人医師のマリア・モンテッソーリが考案し、世界中で実践されている教育法です。子どもをよく観察し、子どもの才能を伸ばす教育法と言われ、将棋の藤井聡太さんが受けていたこともあり注目が集まっています。

この記事では、インテリアの視点から、身近に取り入れられるモンテッソーリをご紹介します。
 

「#おうちモンテ」とは?

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」


モンテッソーリを自宅で取り入れる方法は「#おうちモンテ」というハッシュタグで、インスタグラムでもたくさん紹介されています。

モンテッソーリの考え方によると、子どもはみんな、自分で自分を成長させる力を備えています。この力を存分に発揮できる環境と、自由が保障された中で、子どもは自発的に活動を繰り返しながら成長していきます。

モンテッソーリ教育を取り入れた幼稚園などもありますが、この考え方を踏まえて、まずは自宅の環境を整えてみよう、というママたちの取り組みを「#おうちモンテ」のハッシュタグで見ることができます。

モンテッソーリを取り入れた部屋作りのポイント

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」


モンテッソーリ教育を自宅で取り入れるうえで、参考にしたい、かつ、取り入れやすい考え方のポイントを2つご紹介します。 


「子どもサイズの本物」を用意する

子ども専用のものがあるのがベストですが、大人用サイズのものを兼用する場合は、子どもが使いやすいように踏み台を設置するなど工夫しましょう。 


子どもが自分で選び、行動することを促す

食事や着替えなど、子どもが何かしようとするとき、ついつい親がやってあげてしまう…ということ、ありますよね。できるだけ子どもが自分でできるように環境を整えることがモンテッソーリ流です。


他にもモンテッソーリの考え方はたくさんあるのですが、まずはこの2つを押さえて、お部屋作りに取り組んでみましょう。

スペース別、おうちモンテの取り入れ方

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」


では、実際に「#おうちモンテ」をどのようにお部屋作りに取り入れるかを見ていきましょう。

子どもが小さいうちは、子ども部屋をしっかり作っていなかったり、作っていても実際の生活スペースはリビングの一角、ということも多いものです。ここでは、子ども部屋があってもなくても取り入れられるよう、絵本・おもちゃ置き場、着替えスペース、キッチン&洗面所、という分け方でご紹介します。


絵本・おもちゃ置き場編

絵本やおもちゃの置き場で意識したいことは、「子どもが自分で選び取れるようにすること」と「置き場と収納は別にして、定期的に入れ替える」ということです。子どもの目線に合う高さにすること、引き出しや箱などにしまわずオープンに置くことを意識しましょう。そして、すべての絵本やおもちゃを置き場に出しておくのではなく、よく遊んでいるものだけを出しておきます。子どもの目に見えるおもちゃの量を調整することで、自分で選びやすくなるんですね。 

例えばこんなイメージ。
 


絵本はできるだけ表紙が見えるように、おもちゃも何が置いてあるか一目でわかるようになっています。おもちゃをできるだけ1つずつ分けて置く、というのも、子どもが自分で選びやすくなるポイントです。
 

こちらは一番下の段に収納スペースがあるので、出しておくものとしまっておくものが、このスペースで完結するのがいいですね。ワゴンの中には分別の箱を入れると、子どもからおもちゃが見えなくなっていいかもしれません。

専用の棚を買うのは大変だな、という場合はこんな例も…
 

カラーボックスを横にしておもちゃ置き場にしています。これならお手軽に取り入れられそうですよね。

ご紹介したような棚は「モンテ棚」とも呼ばれ、SNSでもたくさん紹介されていますのでチェックしてみてくださいね。


お支度・着替えスペース編

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」


洋服を自分で選んで自分で着替える、ということも、子どもが自分でできる力を伸ばすうえで大事なことだというのがモンテッソーリの考え方です。おもちゃと同じように、自分で選び取れるようにすること、そして選択肢を少なくすることが大事です。たくさんのお洋服を置いておくのではなく、1アイテムにつき2~3択くらいになるようなイメージで、見える場所に出しておきましょう。
 


ハンガーラックは子どもが目で見て洋服を選ぶことができるので、おうちモンテにおすすめです。おもちゃ棚を兼ねたり、小学生になったらランドセルを置くスペースがあるのも便利ですよね。
 

下の部分は収納スペースとして使用し、上の部分にすぐに着せたいアイテムを置いておくことができます。こちらは少し高さがあるので、小さいうちは踏み台を置くなど工夫すればOKです。

新たにクローゼットを買うのではなく、作り付けのクローゼットに設置する方法もあります。
 

つっぱり棒や市販の収納ラックなどを使ってDIY。こんな方法なら簡単に取り入れられそうですよね。


キッチン・洗面所編

キッチンで食事の準備をお手伝いしたり、洗面所で身支度をしたり、という時間も「おうちモンテ」を実践するチャンスです。ここでも「子どもが自分でできる」ということを意識してスペースを作っていきましょう。キッチンと洗面所、1つずつ実例をご紹介します。

まずはキッチンのアイデアです。
 

こちらはカラーボックスでできるアイデアです。子ども用の食器などをトレーにセットしておきます。食事の時はここから自分で運んでもらうようにします。目で見て分かる、子どもが自分で取り出して運べる、というのがポイントです。おもちゃ置き場の応用とも言えますね。

次は洗面所のアイデアです。
 

一般的な洗面台は子どもには高いので、踏み台を置くこともありますが、こちらは思い切って子ども専用のスペースを作るアイデアです。低めの台に子ども専用の鏡やタオルを用意して身支度スペースにしています。ここで身支度している子どもの姿を想像するとほほえましいですよね。

まとめ

知育を意識した、子どもと暮らす部屋作り~インテリアから始める「#おうちモンテ」


いかがでしたか?子どもが自分でできる、ということを意識してインテリアを見直してみるのもいいかもしれません。少しハードルが高そうに感じていた人も、身近に取り入れられそうなことから始めてみると良いでしょう。親子で「#おうちモンテ」を楽しめるといいですね。

・参考:公益財団法人 日本モンテッソーリ教育綜合研究所
           ウチコト【教育研究家に聞く】今話題の「モンテッソーリ教育」その効果とは? 家庭でできるポイント
 

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