リノベのハウツー
2020.01.24
リフォーム費用を抑える、4つの方法
リフォーム費用、痛い出費ですね。何とか抑えられないか、と頭を悩ませている方も多いはずです。
値引きを迫ったとしても期待できるのはわずかな額です。しつこくやってもほとんど効果は見込めません。
ここではリフォーム費用を抑える4つの方法を紹介します。これらをおこなえば費用を節約できるだけでなく、業者の実力を計ることもできるでしょう。
近ごろ問題になっている悪徳業者を防ぐこともできるのです。
1.リフォームに割ける費用ははっきりと
当たり前だと思うかもしれませんが「予算をはっきりさせる」ことがリフォーム費用を抑える第一の方法です。高額なリフォーム費用がかかったというケースでよくあるのが、必要としている工事以外も勧められるままに行ってしまったというものです。
たとえば、見た目が悪くなってきた外壁をリフォームしたいと考えていたとしましょう。これに対して業者の提案はカバー工法、今ある外壁の外側を金属製の外壁でおおうという高額なリフォームでした。
「これをやっておけば長年安心ですよ」この言葉にはウソはありませんし、お金に余裕がある家ならそんなリフォームも良いでしょう。しかし、そんなお家は多くはないはずです。
業者の提案は優れていますか?
先程の依頼に「100万円の予算で」という言葉を付け加えるとどうでしょうか?この予算で業者はカバー工法を提案できませんから、シーリングの打ち直しと塗装を提案してくるはず。カバー工法と再塗装ではかかる金額が大幅に違いますから、その時点で費用は節約できてしまいます。
予算を伝えなければ業者が提案してくるのは高額なリフォーム、安価な方法ですむはずのリフォームが高額な工事になってしまうケースはしばしば見かけます。予算内で最善を尽くしてくれるよう依頼するのがリフォーム費用の節約方法ですし、ピッタリの提案をしてくれるのが力のあるリフォーム業者です。
2.リフォームの相見積もりを取る
同じ工事の見積を複数の業者から取る。相見積もりはリフォーム費用を抑える第二の方法です。一つの業者の見積もりだけでは安いのか高いのかが全くわかりませんから、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。
同じ工事を依頼すること
相見積もりを取る際に必要なのは内容を同じにするということです。先程の外壁リフォームを例にあげると、カバー工法と塗装工事なら塗装のほうが安いに決まっていますから、相見積もりの意味がないのです。
また最初の業者に依頼した時点で相見積もりをおこなうことを伝えておけば、業者も値引き前提の見積もりを出してきたりはしませんし、交渉など面倒なことを行う時間も節約できます。
3.補助金・ローンを活用して費用を節約
バリアフリーや断熱性向上といったリフォームには国や都道府県、市町村が補助金を用意しているケースが見られます。また利率が有利なローンも用意されているケースもあります。これを利用するのが第3の節約方法です。
たとえば古い家を購入・リフォームして住むといったケースなら、期間限定ではありますが、通常の利率より0.5%も低くなる「フラット35リノベ」が用意されていたりします。「補助金・ローンの活用」がリフォーム費用を抑える第3の方法です。
業者はアドバイスをくれますか?
補助金や有利なローン以外にも減税があったりするリフォームなのですが、中でもややこしいのが地方公共団体の補助金について。隣り合った市でも用意があったりなかったりと様々です。
地元密着で仕事をしているリフォーム業者なら、この辺の事情は完璧に把握しています。しかし悪徳業者ならよく理解していないもの。業者の良し悪しを見分けることもできますね。
4.自分でこなして費用を節約
「自分でできることはやりますよ!」この一言を伝えることは、リフォーム費用を抑える第四の方法です。必要になるのは意気込みと何事も楽しんでしまえる心意気、そして仕上がりが今一つになってもかまわないという覚悟です。
DIYに挑戦してみる
たとえば内装のリフォームを依頼した場合に予算内に納まらないことがわかったら、何ができるかを考えて見ましょう。
「フローリングの張替えは難しくても、壁の塗装ぐらいはできるかもしれない」そう思ったなら迷わず挑戦してみましょう。自分でできてしまうことは意外に多いものです。
施主支給は可能ですか?
業者価格よりもWeb価格の方が安いというケースはよくあります。そんな場合は迷わず施主支給、ご自身で発注してしまうのです。気に入ったデザインのものを見つけた場合も同じですね。
ただ注意したいのが、施主支給は業者の利益を少なくしかねないということです。「もし良かったら、こちらで用意したいのだけれど」と、飽くまでもおうかがいを立てるスタンスで業者に聞いてみましょう。
まとめ
以上、リフォームの費用を抑える4つの方法でした。中でも大切なのが最初にあげた予算を立てること。予算の範囲内でお客様の希望をかなえるのも業者の大切な仕事ですから、これで業者の質を見抜けるでしょう。
加えて大切にしたいのが相見積もりを取ること。他の業者の方が安かったり、提案力が高かったりというケースは多々あります。最初に相談した業者だけで決めるということは避けましょう。