リノベ不動産 renove fudosan 日本住を、愉快に。 ローン相談、物件探し、設計・施工、入居後のインテリア提案までリノベ不動産が一貫してサポート。 WEAR_ロゴ 日本住を、愉快に。

リノベのハウツー

2020.04.03

住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう

住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう

住宅ローンを借入れる際、考えておきたいのはが金利がどれくらいになるかという点。金利によって、月々の返済額は大きく変わってくるのです。

そこで今回は、金利の基本を確認した上で、実際にシミュレーションしていきたいと思います。

固定金利と変動金利

住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう

はじめに、住宅ローンの金利タイプについて確認していきおきましょう。金利タイプには、主に固定金利・変動金利の2種類があります。

固定金利とは?
固定金利とは、一言で表すならば「完済時まで金利が一定になるタイプ」のこと。最初から返済額が決まっているため、返済計画が立てやすいのがメリット。また、返済途中で市中金利が上がっても、返済額が増えないという点も魅力です。

変動金利とは?
対する変動金利とは、「返済中でも市中金利の動向に合わせて金利が変動するタイプ」のこと。金利に合わせて、返済額も変動します。返済途中で市中金利が下がれば、返済額も少なくなる点はメリットです。

元利均等返済と元金均等返済

住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう 住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう

金利タイプと合わせて確認しておきたいのが、住宅ローンの返済方法。こちらも2種類ありますので、簡単にご紹介しておきましょう。

元利均等返済とは?
元利均等返済とは、簡単に言えば「毎月の返済額が一定になる返済方法」のこと。左の図を見るとわかる通り、毎月の返済額は一定ですが、利息部分(金融機関に払う利息)と元金部分(借入額の返済に充てる部分)の割合は変化しています。

左の図では返済期間初期の(A)と後期の(B)を比較した場合、(B)の方が元金部分の占める割合が大きくなっていますよね。このように、当初は利息を多く支払っている状態になるので、元金部分の返済に時間がかかるというのがデメリットです。

元金均等返済とは?
対する元金均等返済とは、「元金部分の返済額が一定になる返済方法」のこと。右の図の通り、元金部分は一定ですが、利息部分が減っていくのに合わせて毎月の返済額も変動していきます。

右の図で、同じく返済初期の(A)と後期の(B)を比較すると、(B)の方が返済額が少なくなっていますね。元利均等返済に比べて当初の返済額は多いのですが、同じ期間で借り入れる場合、総返済額は少なくなるという点がメリット。

実際にシミュレーションしてみよう

住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう

金利タイプと返済方法について確認したところで、いよいよ実際に返済額をシミュレーションしてみましょう。変動金利については状況によって返済額が異なるため、シミュレーションの対象外とします。

ローンの想定
シミュレーションにあたって、次のような住宅ローンを組むと想定します。

 ・借入額:3,000万円
 ・借入期間:35年
 ・固定金利:1.0%
 ・ボーナス支払いはなし

元利均等返済の場合
それでは、まず元利均等返済の場合の返済額を見てみましょう。元利均等返済は月々の返済額が一定ですので、下記のような値になります。

 ・毎月返済額:約8.47万円
 ・総返済額:約3,556.8万円(金利分は約556.8万円)

元金均等返済の場合
続いては、元金均等返済の場合の返済額もシミュレーションしてみます。元金均等返済は、月々の返済額が異なるため、下記のような値になります。

 ・支払い当初の月返済額:約9.64万円
 ・中間(17年目末)の月返済額:約8.43万円
 ・35年目末の月返済額:約7.14万円
 ・総返済額:約3,523.8万円(金利分は約523.8万円)

こうして実際に比較すると、元金均等返済が元利均等返済に比べ、総返済額が30万円ほど少なくなっていることがわかりますね。

0.1%だって大きな差

住宅ローンの金利はどれくらい?簡単にシミュレーションしてみよう

それでは、今回の本題である「金利の違いによって、返済額がどれくらい変わるのか」という点を見ていきます。先ほどの条件から金利が0.1%上昇し1.1%になると、返済額はどのように変化するのでしょうか。

元利均等返済の場合
まず元利均等返済の場合の返済額がどうなるのか、シミュレーションしてみます。

 ・毎月返済額:約8.6万円
 ・総返済額:約3,615.8万円(金利分は約615.8万円)

元金均等返済の場合
続いては、元金均等返済の場合もシミュレーションしてみましょう。

 ・支払い当初の月返済額:約9.89万円
 ・中間(17年目末)の月返済額:約8.56万円
 ・35年目末の月返済額:約7.14万円
 ・総返済額:約3,576.1万円(金利分は約576.1万円)

シミュレーションからわかること
金利が0.1%上昇した値を見てみると、元利均等返済では約59万円も総返済額が増えています。一方、元金均等返済でも約52.3万円増えていますね。

もう一つ注目したいのは、金利が上がるほど元金均等返済と元利均等返済の総返済額の差が大きくなる、という点。金利1.0%時は両者の差が約33万円だったのに対し、1.1%時は約39.7万円に開いています。金利が高くなるほど、他が同条件であれば元金均等返済の優位性が高まると言えるでしょう。

たった0.1%の上昇と思いがちですが、実際にシミュレーションすると返済額に大きく影響するということがわかります。

まとめ

今回は、金利の基本を押さえた上で、簡単な返済額のシミュレーションをしてみました。

具体的な数値を見ると、金利がいかに住宅ローン返済額に影響を及ぼすか、おわかりいただけたのではないでしょうか。住宅ローンを組む際には、この記事の内容を踏まえ、金利の値やタイプについてしっかりと検討しましょう。

こんな記事も読まれています

リノベーションご相談窓口

電話アイコン

0120-409-094

受付時間 平日10:00〜18:00
資料請求 & お問い合わせ 資料請求