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2020.08.12

窓のない部屋を効率的に換気する方法とは?正しいやり方を知ってコロナ感染防止!

窓のない部屋を効率的に換気する方法とは?正しいやり方を知ってコロナ感染防止!


新型コロナウイルスの感染拡大で、いわゆる「三密」を避けることが求められています。感染防止のために「適切な換気を行うこと」が推奨され、家における換気の重要度が高まっているのです。しかし、窓のない部屋ではどのように換気すればいいのでしょうか。

今回は、家における換気の基本を押さえた上で、窓のない部屋における適切な換気方法について解説していきます。
 

新型コロナ対策のため重視される換気

窓のない部屋を効率的に換気する方法とは?正しいやり方を知ってコロナ感染防止!


2020年7月現在、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、収束はまだ見えない状況です。不要不急の外出自粛が呼びかけられている地域もあり、家にいる時間が長くなっているかもしれません。

そうなると気になるのが、家にウイルスを持ち込んでしまわないかという点。実際に家族間での接触感染も増えていることから、家における換気が大切と考えられるのです。

換気の方法について厚生労働省の資料の中で、次のようなことが示されています。

 ・換気回数(部屋の空気がすべて入れ替わる回数)を毎時2回以上とすること
 ・複数の窓がある部屋では、二方向の壁にある窓を開けること
 ・一つしか窓がない場合は、ドアを開けること

この資料は、商業施設など不特定多数が利用する施設を想定した内容ですが、換気の基本は家においても同様と考えていいでしょう。ただ、ここでは部屋に窓があることが前提となっている点に注意が必要です。
 

換気の基本は「空気の通り道」を作ること

上でご紹介した厚生労働省の資料にも記載されていますが、換気で押さえておくべき基本は「空気の通り道」を作ることです。

例えば1つの窓を開けただけでは空気が循環しません。2つの窓を開ける場合でも、近い場所にある窓を開けたところで、部屋全体の空気を循環させることは難しいと言えます。「空気の通り道」を作るため効果的なのが、対角線上にある2つの窓を開けること。一番遠い場所にある2つの窓を開けておけば、部屋全体を通る大きな通り道を作れます。

ここで一つ注意したいのが、エアコンや空気清浄機で換気はできないということです。エアコンや空気清浄機の大半は、室内の空気を取り込んで冷やしたり汚れを除去したりして、再び部屋に戻すという働きをしています。

つまり、エアコンや空気清浄機は外の空気を取り込むわけではなく、あくまでも室内の空気を循環させているだけなのです。換気をしたい時には、窓やドアを開けて外の空気を取り込むことを心がけましょう。
 

窓のない部屋では扇風機を有効活用せよ!

窓のない部屋を効率的に換気する方法とは?正しいやり方を知ってコロナ感染防止!


換気の基本は「空気の通り道」を作ること、窓やドアを開けることが大切、という2点はおわかりいただけたと思います。しかし、窓のない部屋では対応が難しいように感じられますよね。

窓のない部屋を換気するために活用したいのが、扇風機(サーキュレーター)と換気扇です。扇風機と換気扇を上手に使えば、窓のない部屋にも「空気の通り道」を作り出すことができます。それでは、換気の手順を具体的にご紹介しましょう。

 1. 窓のない部屋のドアを開ける
 2. ドアの前に扇風機を置き、部屋内の空気が外に出ていくようにする
 3. 周囲の部屋の窓とドアを開ける
 4. 浴室・トイレ・キッチンなどの換気扇を動かす

こうすることで、換気扇に向かって大きな「空気の通り道」が生まれるので、窓のない部屋の空気も効果的に入れ替えることができます。また、2003年の建築基準法改正以降に建てられた家では「24時間換気システム」の設置が義務化。このシステムをオンにしておけば、常に室内の空気が1時間に半分以上入れ替わるようになっています。

寒いから・暑いからという理由で換気口を閉じたり、システムのスイッチを切ったりしていないでしょうか。窓のない部屋も含めて適切に換気するためにも、24時間換気システムをオンにして正しく活用したいところです。
 

常時換気は難しい…そんな時は1時間に5〜10分の換気!

窓のない部屋を効率的に換気する方法とは?正しいやり方を知ってコロナ感染防止!


換気の大切さは理解できても、暑い日や寒い日に窓やドアを開けて換気するのは難しいですよね。「空気の通り道」を確保し続けていれば、冷暖房効率がダウンしてしまいます。さらに、花粉や排気ガスといった外からの汚染物質の問題も考えなくてはなりません。

しかしながら、そういった心配は無用なのです。

先ほど、24時間換気システムは「常に室内の空気が1時間に半分以上入れ替わるようになっている」というお話をしました。要するに、常時空気が入れ替わっている必要はありません。1時間に半分以上入れ替えることを意識して、適切な時間・回数だけ換気すればいいのです。


換気時間の目安は「1時間につき5〜10分程度」とされています。窓のない部屋だと換気効率が悪いので一概に言えませんが、だいたい1時間につき10分は換気をするというイメージで考えるといいでしょう。

できる限りこまめに空気を入れ替えた方が効果は高いため、「1時間に1回、10分の換気」よりも「1時間に2回、5分ずつの換気」をするのがおすすめ。また、換気の間隔がなるべく一定になるよう気をつけたいところです。
 

まとめ

今回は、家における換気の基本や、窓のない部屋における換気方法について解説してきました。扇風機や換気扇を上手く組み合わせて使うことで、少ない時間でも効果的に空気を入れ替えることができます。夏場や冬場はどうしても億劫になりがちですが、健康に暮らすためには、1時間に5〜10分程度の換気が大切なのです。

新型コロナウイルス感染防止のためにも、今日から定期的な換気を心がけましょう。
 

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