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vol.42【リノベ|インタビュー】60m2台で、大容量WICと開放感。「+ラウンジ」の新スタイル

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vol.42【リノベ|インタビュー】60m2台で、大容量WICと開放感。「+ラウンジ」の新スタイル

今回ご紹介するYさんご夫婦宅は、3LDKから1SLDK+WICの大幅リノベーション。抜群の収納力と開放感を兼ね備えた空間になりました。どちらも可能にしたポイントはどのようなものなのでしょうか。Yさんご夫婦の家探しの経緯やこだわった点、そしてお二人の理想を実現したデザイナーの匠の技をご紹介していきます。

家探しのきっかけは更新のタイミングと猫!

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以前のお住まいは賃貸とのことですが、購入しようと思ったきっかけを教えてください。
 
「もう2回更新していたので引っ越しを検討し始めました。今度の家では猫を飼える住まいがいいなと思って、それなら買おうとなりました」
 
最初からマンションで検討されていたとのことですが、中古物件+リノベーションはいつから視野にいれましたか?
 
「はじめは新築で考えていました。でも、新築はどれも同じに見えてつまらないなと。せっかく買うならオリジナリティがある家に住みたいと思って探したところ、リノベーションにたどり着きました。生活スペースはモチベーションが上がる空間がいいと思ったので、好きなようにできるリノベーションは合っていると思いましたね」
 
リノベーション会社で他社はご覧になりましたか?
 
「それが見ていないんです(笑)。Instagramの広告と雑誌でリノベ不動産さんを知って伺いました。リノベ不動産さんは以前の住まいからも行きやすくて、かつ物件探しからリノベーションまで一貫してやってくれるのに魅力を感じて、そのままお願いすることにしました」
 

物件に求めた条件と決め手は?

家探しで譲れなかった点はどこでしたか?
 
「広さは最低でも60m2台、猫を飼いたかったのでペット可住宅であることでした。このエリアにしたのは以前の住まいと近いこともありますが、60m2台で予算内だと、自然とこのあたりになりました」
 
内見したのは7、8件とのことですが、こちらにした決め手は?
 
「もともと大きいマンションは好みじゃなくて。住んでいる方や管理人さんの顔が見えるくらいがよくて、ここはちょうどいい規模感で気に入りました。実際に住んでみると、住んでいる方や管理人さんと会えば自然と挨拶するのでいいですね。どんな方が住んでいるかがわかって安心します。あとは、ここに来るまでの桜並木。ちょうど2019年の春に内見したんですけど、駅からの桜並木がとても綺麗で、毎年春にこの桜が見られるのはいいなと。最初は徒歩12分と聞いて遠いと思ったけど、桜並木がカバーしてくれました」

間取りの要はウォークインクローゼット

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間取りを決める際、どこから考えられましたか? 
 
「収納力が欲しくて、ウォークインクローゼットは絶対。それを主軸に考えました。二人とも服が多いので、クローゼットは大容量にしてもらいました」
 
ウォークインクローゼットはベッドが一台入るほどの広さを確保しました。少しでも多く収納できるようにした工夫がポールです。コの字型に左右・奥にグルっとポールを取り付けると、クローゼット内にデッドスペースが生まれません。枕棚を設置して、天井下の空間も収納できます。余すことなく収納できるウォークインクローゼットです。

リノベーションで人気! 自由に使えるサービスルーム(ラウンジ)

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続いてこだわったのが、こちらのサービスルーム。サービスルームは完全な個室ではないものの、自分の好きなように使えることから人気があります。サービスルームのメリットは、あとから部屋を造れること。今の暮らしを楽しみながら、将来フレキシブルに変えられるのがサービスルームの良さと言えます。
 
サービスルーム(ラウンジ)はどうやって生まれたのですか?
 
「ウォークインクローゼット以外にも大きな収納がほしくて、WEBで見つけたイメージを渡して設計してもらいました。収納しながらディスプレイとしても使えるので、好きなように物を配置できて楽しいです。友人や家族、お客さんが来たときに上着をかけられるよう、ポールも付けてもらいました。今はヨガを楽しむスペースですが、いずれはここにカウチソファを置いて、くつろげる空間にしたいです」
 
アパレルにお勤めのお二人が選んだ塗装は、このグレー色。「Clouded Rock」というどこかくすんだ色はトレンドカラーで、まさにお店のディスプレイのよう。(塗装:HAGS「SURFACE 【サーフェイス】シリーズ -BLOOM-(Clouded Rock))

ディスプレイ収納のあるラウンジという、新しいスペース。ここでの過ごし方を想像すると、これからが楽しみな空間です。

玄関との仕切りでもあるシューズクローク

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反対側は玄関、シューズクロークになっています。どこに何があるのか一目瞭然です。幅に余裕があるのも玄関が開放的になります。
 
玄関でこだわった点は?
 

「床はモルタル調のフロアタイルにしました。一般的な玄関よりも、土間みたいに物を置けるゆとりが欲しくて、取り入れてもらいました。たくさん収納できて、直に靴も何足か置ける余裕があって便利です」
 
また、こちらは玄関との仕切りになっています。このように存在感がある大きな造作棚でも、天井との間に空白を設ければとゆとりある印象を与えられます。

開放感を引き出す工夫は、あえて「付けない部分」を作ること

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収納力以外にお二人が求めたものが開放感でした。開放感をできる限り引き出すために行ったのが壁と扉の撤去です。玄関からリビングへの抜け感を演出するために、リビングのドアはあえて付けていません。また、床は玄関に入ってからリビングまで同じ建材を使用。縦貼りにすることでどこまで続くような奥行きある空間を演出できます。天井もできる限り引き上げ、高さを出しました。こうすることで、より開放的な印象を与えることができます。

広さと利便性を兼ねたリビング

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和室と洋室を取り壊してゆったりと広いリビングにしました。リビングにもご要望の収納を取り入れました。パントリーのような収納です。
 
こちらに扉をつけなかった理由は?
 

「リビングには収納も欲しいけど、開放的な空間にしたかったので扉を付けませんでした。扉がなくても奥まっているから近くで見ない限り、物が見えないので気にせず収納できます。ここには掃除道具や生活用品のストック、あと猫の生活用品全般を置いています」

ノルディックスタイルに欠かせない木材フローリング

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室内は奥様が好きなノルディックスタイル。採光抜群の空間に白い天井と壁を取り入れ、温かみある木材フローリングを取り入れました。
 
床は木材フローリングがご希望でしたか?
 
「はい、床は絶対に木がいいなと思っていました。裸足で歩くと足当たりが良くて気持ちいいので、最初から木材にしようと思っていました。好みの色があって良かったです」

フローリングはUNIタイプの無垢材で、複層フローリングよりコストが抑えられる木材です。
UNI(ユニ)タイプとは、縦方向をフィンガージョイント(断面が指の形してるため)で継いでいる材で、多少曲がっている樹からでも製材できるのが特徴。無垢材でありながらコストを抑えられるというのがリノベ不動産でも人気の理由です。(床材:HAGS「無垢フロア オークUNI」

奥様お気に入りのキッチン

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リノベーション前は壁に囲われたクローズドタイプのキッチンでしたが、対面式に変えました。キッチンには奥様のこだわりが詰まっています。

どんなところをこだわりましたか?
 
「料理をしながら話したりテレビを見たりしたかったので、全体を見渡せるようにしてもらいました。以前のキッチンは状態が良くてそのまま使えたんですが、ガスコンロだったんで一から全部選び直しました。私がどうしてもIHにしたくて。背面の棚は作業台にもなって便利です。食器が好きなので、こうやってディスプレイみたいに置けるのはうれしいですね。キッチンのタイル(エコザイル)は好きなブルー(セルリアン)を取り入れました。ちょっとくすんだトーンで気に入っています」

キッチンタイルについて

こちらのタイルは「エコザイル」という使わなくなったタイルを、リユース・リデザインされたもの。本物の素材感も大切にしつつエコロジーという地球にも優しいアイテムで、今注目のタイルです。

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キッチンのタイルに合わせて、リビングの壁にグレーがかったブルーの壁紙を採用しています。それぞれ見えるところにあるので、色を揃えることで空間内にまとまりを出しています。

シンプルな色使いでもオシャレに見える異素材ミックス

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洗面室もノルディックスタイルに仕上げました。シンプルなのにオシャレな秘密は、異素材を組み合わせているから。配色は白・ブラウン・グレーとシンプルですが、木をベースに壁には一部タイルを施し、床はモルタルにしています。
 
タイルとモルタルによって、ナチュラルかつ機能的な洗面室が完成しました。

リノベーションで困ったことは?

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リビングで困ったそうですね。
 
「はい、天井に手こずりました。和室と洋室を合わせてリビングにしたのですが、築年数が古いマンションなのでそれぞれの天井高が違って、数cmずれていたんです。なんとか対処してもらいましたが、一瞬ハラハラしました。あとはキッチン選び。ショールームへ2回行きました。床の色との相性を考えながら、サイズ内で自分の好きなスペックを選ぶのは想像以上に大変でしたね」
 
お二人はお休みが合わないそうですが、そういったなかでどうやって話を進めましたか?
 
「役割分担を決めて行って、夜にすり合わせをしました。私がいろいろ見に行って、最終的にチェックするのは主人という感じでしたが、家の内装はほとんど私。意見が合わない場合は公平にジャンケンで決めました(笑)リビングのブルーの壁はジャンケンで決めたもの。話し合うよりもすぐに決まるのでオススメです」

これからリノベーションをする方へメッセージ

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最後にYさんご夫婦からメッセージをいただきました。
 
「最初僕は新築がよかったんですが、チラシを見ると高いし、どれも画一的。それなら中古物件でリノベーションの方がいいと思うようになりました。いざリノベーションと決まってからは『もっとここはこうしたい』というアイディアがどんどん生まれて、僕たちの好みを反映できて良かったです。自分好みに家造りをしたい人にリノベーションは向いていると思います」
 
「何も決まってない状態で家造りをする人もいると思うんですが、心配する必要はなし。考えていくうちにやりたいことが出てきますし、自分たちにはなかったアイディアをデザイナーさんが提案してくれて、調整してくれました。準備不足であっても、思い描くイメージや要望を伝えれば反映してくれるので、安心してほしいですね。高橋さん(担当デザイナー)には忙しいのに3回図面を描いてもらって大変だったと思いますが、とても親身に対応してくれました。本当にありがとうございました」

まとめ

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今回のリノベーションのポイントを見ていきましょう。
 
1、欲しいものから間取りを考える
 
間取り決めは部屋数から考えるのが一般的ですが、Yさんご夫婦は必須条件のウォークインクローゼットから考えました。このように欲しいものやこだわりたい部分から先に考えればあらかじめ広さを確保することができ、他の部分を決めやすくなります。
 
2、フレキシブルなサービスルーム
 
完全な個室ではないものの、自分の好きなように使えるサービスルームは近年リノベーションで人気です。サービスルームのメリットは、将来必要になったときにあとから個室を造ることができます。もちろんそのままでもOK。必要に応じて対応できるスペースなので、間取りを決めるのに悩んだら、サービスルームや半個室にして自分の好きなように使うのもいいでしょう。
 
3、開放感を引き出すテクニック
(1)造作棚でゾーニング
開放的な空間にしたいけどゾーニングはしたい…そういった方にオススメなのが造作棚を活用したゾーニングです。今回の事例では、玄関とサービスルームの仕切りを造作棚にしました。完全に仕切らないことで天井と棚の間に余白が生まれ、空間につながりをもたせることができます。
 
(2)ドアを取り付けない・天井を上げる
Yさんご夫婦のご自宅は、玄関からリビングまでが一直線でした。このような間取りの場合、リビングの入り口にドアを設けないことで、どこまでも続くような印象を与えることができます。加えて天井を引き上げ、高さを出すとより開放的になります。
 
(3)同じフローリングで奥行きを引き出す
廊下とリビングは同じ木材フローリングで縦貼りにしました。床材を統一するとどこまでも続くような、奥行きある空間に見せられます。
 
4、大容量収納を叶えるテクニック
(1)デッドスペースがないウォークインクローゼット
たくさんの洋服を収納するには、デッドスペースをつくらないことが必須です。デッドスペースを生み出さないコツはコの字型。ポールを左右・奥に設置したコの字型なら無駄なく洋服を掛けられるのです。さらに枕棚を付ければ、バッグや帽子など細々したものなどの収納が可能になり、クローゼットを余すことなく使えます。
 
(2)表裏両面収納できる造作棚
玄関との仕切りでもある造作棚は表裏どちらも収納できる仕様でした。両面を使えば場所をとらずに済むので、省スペース化になります。
 
 
以上のポイントを取り入れることで、収納力と開放感を兼ね備える空間となりました。高さや視覚効果を駆使すれば、想像以上にゆとりある空間にすることは可能です。リノベーションを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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Writer

  • 日刊Sumai編集部

    自分らしい家づくり、住宅事例やリノベーションなどの情報を発信。ライター多数在籍

  • 山口 奈緒子

    大学院で空間デザインを専攻。輸入家具店にて勤務後、リノベ不動産でワクワクする住空間を全国へ広めている

  • 萩原 和

    リノベ不動産にてリノベーションを多数ご提案。その後マーケティング部で&Renoの企画に携わる

  • 山下 さと子

    建築学科卒業、不動産ディベロッパーなどで働いた後、web業界へ転向しフリーランスへ。一児の母

  • 神木 千鶴

    専門商社で営業職に従事、その後出版業界でディレクター・ライターとして勤務。子育てサークル代表