リノベのトレンド
2019.11.30
オシャレな海外住宅の特徴と間取り事例
海外住宅って、どこかオシャレで素敵なイメージだったりします。
「海外住宅に住みたい~!」といった漠然とした憧れがあったりも。ところで海外住宅の特徴って実際、どんなものがあるか知っていますか?
今回は、日本の住宅と比較をしながら、海外の住宅にはどんな特徴があるのか、具体的な間取りの事例をご紹介していきたいと思います。
海外住宅の特徴
海外住宅は「面」で家を支える
日本と海外とでは、外観だけでなく、家の構造が違います
かつて日本の建築で主流だったのは、「在来工法」です。梁や柱で作る”軸”で住宅の構造を支えます。
それに対して、海外住宅は「2×4工法」や「木質パネル工法」などが主流です。角材に合板を張り、壁・床・天井に使う事で六面体を作り上げ、”面”で住宅を支えるのです。近年では日本でもこの工法を採用する住宅も一般的になってきています。
六面体で支えられた住宅は、力学的にも強固な構造と言われており、断熱性や気密性にも優れた素晴らしい工法です。
間取りはゆったりめに作られている
日本と比べると、海外住宅の間取りはゆったりめに造られているのは事実です。
日本の住宅は基本的に、設計上の基準となる1単位あたりの寸法を、910mmと定めています。それに対して、海外住宅は1200mm(ヨーロッパスタイル)や、1220mm(北米スタイル)となっており、日本よりもゆったりめに間取りを取ることができるのです。
バスルームは寝室に設けている家が多い
日本では、2世帯住宅でない限り、1家族1棟につきバスルームは1つで、場所は他の部屋とは独立した場所に位置していることが多いです。
それに対して海外では、バスルームは夫婦の寝室に位置しているパターンが多くあります。これは、リビングを社交エリアと捉え、社交エリアに出る前に自分の身なりを整えるためです。また、夫婦がリラックスできる場を作るという目的で、バスルームの配置は寝室の隣となっています。
バスルームは、「夫婦の寝室用に1つ、子供たちが使うために1つ」といったように、1棟につき、2つ以上のバスルームがあることも多く、お風呂が混み合うこともなさそうでいいですね。
海外住宅の事例
北欧スタイル
事例(1)
2階建ての住宅で、1階にはリビング・ダイニング・キッチンのスペースが広がっています。2階にはお風呂場と、その他に部屋が2つあり、夫婦の寝室と子供部屋にできそうです。
事例(2)
4LDKタイプの2階建てで、玄関部分は吹き抜けになっています。玄関から家の中に入っていくと、リビング・ダイニング・キッチンが広がっており、同じ階にお風呂場があります。2階に上がっていくと、お部屋が3つあり、寝室や子供部屋として使えます。また、家の外をウッドデッキが囲んでいる部分も素敵です。
北米スタイル
事例(1)
2階建ての住宅で、1階の玄関から家の中に入るとまずはリビングが広がっています。壁を隔てて隣にあるへやがダイニングキッチン。そして廊下を挟んでお風呂場があります。その廊下に階段が設置されており、2階に上がると、ウォークインクローゼットとお部屋が3つあります。こちらも、夫婦の寝室と子供部屋として使う予定のようです。
事例(2)
2階建ての住宅で、広い玄関から中に入ると左手にはリビングが広がり、右手にはダイニングキッチンがあります。そして正面には階段とさらにその奥にはお風呂場があります。
2階へ上がっていくと、4部屋あり、それぞれ寝室と家族団欒スペースとして使えそうなお部屋があります。部屋数は多いですが、大きい家のため、それぞれの部屋の大きさも日本の住宅よりもゆったりとした大きさです。
まとめ
ご紹介した特徴や事例から、海外住宅がオシャレな理由はわかりましたか?
間取りの取り方がゆったりしているからこそ、広々としたスペースを活かしてオシャレな家具を取り入れ、より素敵な空間にすることができるんですね。