お客様インタビュー
2018.08.01
48.60㎡からの、広々リビングに「+α」の空間づくり"書斎・土間・WIC"
書斎や土間は、憧れの空間でもあります。でも、マンション面積50㎡だったりすると、最初から諦めて言葉にさえしないことも。
リノベーションをするときに、部屋数から考える方法もありますが、ライフスタイルからアプローチする考え方もあります。そうすると、本当に必要な空間というものが見えてきて、実は「寝室と、リビングがあればいい」とか「寝室もリビングに繋がっていてもいい」などオリジナルの間取りをアレンジすることが可能になります。
今日は、ライフスタイルに寄り添った事例をマンション面積ごとにご紹介したいと思います。もとが2LDKや3LDKなど細かく仕切られていた間取りを取り払って、リビングの大空間化を実現しつつ、でもふと一人になれる書斎や、お気に入りの土間など+αの空間も叶えた7つの事例です。
目次
【52.30㎡】明るいリビングと、約3帖の書斎
【マンション面積:52.30㎡/3DK→1LDK+α】
・LDK:約14.6帖
・書斎:約3帖
もとが3DKで、キッチンは奥まった光が届かない位置にありました。リノベーションで窓側の二つの居室とあわることで、光が届いて明るい&キッチンカウンターも設置できる広さのLDKに。そのリビングの隣り合わせに約3帖の書斎をデザイン。上部の小窓はリビングからの明かりが感じられ、個室でありながら閉塞感のない自分だけの空間を叶えました。52.30㎡というと、「書斎なんて贅沢」と、最初は感じるかもしれませんが、「どのような生活をしたいのか」ということを突き詰めていくと、自然と広さの配分が決まってきます。こちらは、寝室を5.8帖とし、大きくはないもののウォークインクロゼットも配置されていて、無駄のない、それでいて贅沢ともいえる書斎を実現した事例となっています。
(この事例の詳細をみる|リノベ不動産)
【65.36㎡】書斎も小上がりも、ウォークインクローゼットも!
【マンション面積:65.36㎡/3LDK→2LDK+α】
・LDK:約13.5帖
・小上がり:約4帖
・書斎:約1帖
マンション面積が70㎡未満で、書斎・小上がり・WIC全てを叶えた事例です。リビングに続く小上がりは、完全には閉じずに天然無垢の木材で緩やかに仕切り、床の高さを一段高くして独立性を上げています。そうすることで、空間の広がりを損なわずに個室感も得ることが可能になります。また廊下に面して凹みをつけ約1帖の書斎としました。こちらも完全には仕切らずに廊下と繋がりを保ちつつ、作業そのものは壁向きにするので、集中する空間として役割を果たします。「どこを閉じてどこを開くか」という計画の際に参考にしたい事例です。
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【67.97㎡】14.96帖の広々リビング・3.2帖の土間・寝室前に書斎も。
【マンション面積:67.97㎡/3LDK→2LDK+α】
・LDK:約14.96帖
・土間:約3.2帖
マンション面積70㎡以下で、土間も書斎も叶えた事例です。マンションの玄関イメージというと、半坪ほどのタイル部とそこから繋がる細長い廊下の印象が強くありますが、一度スケルトンにして間取りをゼロベースからプランニングできるリノベーションでは、玄関の広さも自由にデザインすることが可能です。大切な自転車であれば、室内保管を考えることになります。その自転車を置いてもまだ余裕のあるこちらの玄関土間は3.2帖。奥には土間収納が作りつけられ、ダボレールで可動棚を設置。棚の高さが変えられるので、サイズの大きいアウトドア用品なども収納ができます。この玄関土間からはパウダールームに直接行くことができる導線で、ここに住まう方のライフスタイルに沿ったプランであることが伺えます。
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【50.97㎡】約18帖のワイドフィールド&土間空間も!
【マンション面積:50.97㎡/2LDK→アーバンアウトドア】
・アーバンアウトドアフィールド:約18帖
・土間:約2.5帖
アーバンアウトドアは、外と中の区別をせずにその時の感覚に寄り添って、室内にいながら心を開放できるような空間を目指したものです。いわゆるLDKという概念を払拭したスタイルで「リビングだからくつろぐ場所」という決まりはなく、くつろぎたい場所でくつろぐことができる、その時の感覚を大切にした生活を送るためのデザイン。この事例は50.97㎡ですが、フィールドは約18帖という大空間を確保し、さらに土間スペースを設けるという、この情報だけをみたら随分贅沢なプランを描いた印象を受けます。ここでも、実際にどんな生活をしたいのかというライフスタイルがポイントで、「本当に必要なのは何か?」を吟味することで、50.97㎡でも贅沢な空間が実現できた事例です。
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【57.89㎡】2LDK→1LDK+WIC
【マンション面積:57.89㎡/2LDK→1LDK+ウォークインクローゼット】
・LDK:約12帖
・WIC:約2.3帖
こちらの事例は、和室以外の水回りや寝室、廊下の位置などの大がかりな変更はせず、もとの間取りを活かしたプランです。
LDKが奥まっていたため光が届かなかったものを、和室を取り込み、リビングとダイニングキッチンの間にガラス扉を採用、DKにもやさしい自然光が届く間取りになりました。和室の押し入れだった位置にはサイズを拡大して約2.3帖の大型のWICを儲け、壁一面の収納が可能になっています。
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【48.60㎡】アイランドキッチン・玄関土間・WIC
【マンション面積48.60㎡/2DK→1LDK+WIC、玄関土間】
このレイアウトは、マンション面積50㎡未満ということを、忘れるほど無駄のないデザインです。50㎡未満で土間を作ってしまうこと、WICを設けること。広い部屋にしか置けないと思っていたアイランドキッチンを実現してしまうこと…。それでいて、リビングの圧迫感を感じさせずに収納量も確保できる、オープン大型収納と、どれをとっても参考になるものばかり。マンション面積を最大限に生かし、全体をひとつながりの空間にすることで、解放感がありながら、必要な空間を実現できた事例です。
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まとめ
+αの場所は、その空間のサイズではなく、そこに住まう人にとってどう必要なのかということが一番大切なポイントです。「帰宅したときに、広い玄関土間があるとホッとする」とか「狭くて囲まれているところが落ち着く」そういった心の声を拾って形にしていくと、自分にあった+αの空間をみつけられるかもしれません。今回ご紹介した事例は、マンション面積と丁寧に向き合い、リビングを広く保ちつつどれも個性のある空間を実現しています。ぜひ、リノベーションをする際の参考にしていただければと思います。