お客様インタビュー
2020.08.20
制限を逆手にとった柔軟性リノベーション
今回の記事ではリノベーションの実例を、実例写真を使用しながらご紹介。
ご紹介するのは、「制限を逆手にとった柔軟性リノベーション」です。
■リノベーション概要
種別:マンションリノベーション
面積:75.48m2
間取り:1LDK
ビフォー・アフター
今回のリノベーションでは、テラスに面していた2つの洋室とリビングの間の壁を取り除き、開放的なLDKにしました。
玄関や水回りのレイアウトも見直すことで、全体的な回遊性が確保されています。
これは、オーナーファミリーの一員である4匹の猫たちに配慮した作りなのです。
人にも猫にも温かい部屋
部屋の最大の特徴になっているのが、LDKと洋室や水回りを区切るS字型の白い壁。直線的になりがちな部屋の中に、曲線的なデザインを取り入れることで温かみのある空間を演出しています。
下の写真は、玄関からLDK方向を見た様子。ドアは造作(作り付けの家具)で、下側が磨りガラスになっているのがポイントです。
こうすることで外出から帰ってきた際、ドアの向こうに猫がいるかどうか確認できます。また、猫がドアを開けられないよう、猫の手が届かない上部に鍵を設置。
人にとっても、猫にとっても温かい部屋なのです。
建物構造を逆手にとる奇策
LDKと洋室の間の壁を取り除きたいところでしたが、建物が壁式構造だったため、壁を全て抜くことはできませんでした。梁を残しながらも開放感を出すため、下に配管が通るキッチン以外を一段低くしています。
その結果、元の高さのままであるキッチンがステージのような形状に。料理をしながらでも、部屋全体が見通せるようになりました。
建物構造による制限を逆手にとることで、理想の住まいを実現した好例と言えるでしょう。