お客様インタビュー
2019.07.20
vol.23【リノベ|インタビュー】ひと続きの土間とリビング、こだわりを集めたシンプルな家
この記事の内容は…
■30代|DINKS|賃貸からの住み替え
■シンプルな空間でも、土間、書斎、アイランドキッチン、バスタブ、猫との暮らし、インテリア…。一つ一つのこだわりが光る!
■物件探し|広さと予算を優先し、スムーズに
15年後くらいに、田舎の自然豊かな場所に引っ越したいという夢をお持ちのお二人。
『将来の売却を視野に入れたシンプルな空間』というテーマを大切にしつつ、こだわりがとことん詰まったお部屋に仕上がりました。
やりたいことが明確だったリノベーションは、「毎晩間取りやデザインを考えるほど熱中した」と言います。
今日は、そんなお二人のリノベーションストーリーをお伺いしました。
目次
『どんな家具を入れてもしっくりくる家』がテーマ
それぞれが主張しない空間にしたかったというNさん。
将来売りに出した際、違うテイストの家具を持っている人が住んでも馴染むようにと、シンプルな空間に仕上げました。
主に使った素材は、コンクリート、ステンレス、木、アイアンの4種類。
お二人が集めたお気に入りの家具が良く映えます。
玄関から入ってすぐに広がる、お店のような土間
「事務所・店舗のような家や、モルタルにもともと憧れがあった」と振り返るNさん。
オープンシェルフはお洒落なだけではなく、今持っている洋服や靴が一目で把握できるのも魅力です。
土間からリビングへとつながる、ひと続きの空間
角部屋・コの字バルコニーのお部屋は、たっぷり差し込む光と、爽やかに抜ける風が印象的。
物件の魅力を活かし「分断せず、全部見えるような間取りにしたい」という希望から、写真の景色が生まれました。
リビングの扉にガラスを採用したのも、「ひと続き」のイメージを忠実に再現するため。
土間からリビングのバルコニーが見渡せる間取りが叶うのは、リノベーションならではです。
細さへのこだわり
特に気をつけた点は細さ。
棚受けだけでなく、ドア枠、内窓枠、ハンガーパイプに至るまで。
なるべく目立たないようにと細い物を選びました。
実は苦戦したキッチン
「本当はキッチンを別の場所に配置したかった」と言うNさん。
アイランドにするか、壁付にするかもとても迷ったといいます。
確かに、壁付にするとパントリーやリビングにスペースを使えますが、アイランドの特別感に惹かれ、この形に決めました。
見た目の格好良さだけでなく、『友人を招いて一緒にキッチンに立ちたい』というお二人のご希望も叶えられます。
シンプルさの秘訣は、削ぎ落とすこと
キッチン家電も、厳選されたものをチョイス。
ご主人の「余計なものを省きたいポリシーがあるんです(笑)」という言葉が印象的でした。
例えば、バルミューダのオーブンレンジは、ボタンやメニュー表記が最小限に抑えられたデザイン。
電子レンジひとつ取っても、シンプルさを意識して選んでいます。
写真2枚目のIHコンロも、電源を入れて初めてメニューが表示される、スタイリッシュな逸品。
バスタブを決めてから、お風呂の広さを考えた
写真のバスタブを入れるために、お風呂のスペースを広くとりました。
内装のデザインを考える際にインスタグラムで見つけ、個性的なフォルムに一目惚れ。
マンションはユニットバスが一般的ですが、今回は珍しい在来工法で仕上げています。
というのも、Nさんが選んだバスタブは形だけではなく大きさも特徴的。
規格が決まっているユニットバスでは収まりませんでした。
結果的に、タイルやシャワーも自分好みのものをセレクトでき、まるで海外ホテルのような空間が出来上がりました。
トイレにもタイル、本物が好き
クロスで仕上げることの多いトイレの床ですが、Nさんはタイルを選びました。
なるべく素材にこだわりたいという想いが強かったといいます。
友人を招いて過ごす、特別な時間
友人を招いたホームパーティーが好きなお二人。
その人数は、多い時は15名にものぼります。
Nさんお手製の料理を振舞うことも多いそう。
お洒落なレストランのような雰囲気です。
2匹の猫が暮らしやすい工夫
猫穴もこだわりの一つ。
リビングの土間から寝室へと繋がるこの猫穴は、特に愛猫チッチとマールのお気に入り。
お気に入りアイテムBEST5
空間へのこだわりもさることながら、インテリアの一つ一つにも思い入れが感じられました。
全国各地で集めたアイテムの中から、お二人のお気に入りを5つご紹介。
①ヴィンテージショップで購入した、ダイニングテーブル上の『GUBI』のライト。ヴィンテージかつ凹みが無い綺麗なラッパ型は珍しいのだそう。
②福岡のリサイクルショップで購入したキッチン上のライト。旅行中に出会い、一目惚れ。
③『Galvanitas』のテーブルとチェア。大人数で囲める大きなダイニングテーブルに憧れがあったそう。
④トイレの『FUTAGAMI』のライト。天井に星模様が映る、とっておきの逸品。
⑤寝室の照明作家の谷俊幸さんのライト。シンプルな空間だからこそ際立つアクセントです。
優先順位を上手く決めることで、スムーズに進んだ物件探し
Nさんの物件探しはわずか2週間程度。驚きのスピード感です。
自分たちで住みたい家のイメージがあり、好みもやりたいことも明確だったお二人。
最初の5-6件を見学後、お二人で条件整理をしたそうです。
予算と広さに加えて、エリアは実家の近く、という条件は固まっていましたが、他はこだわっていなかったと言います。
例えば駅からの距離は、ご主人がバイク通勤なので絶対条件からは外しています。
このように、自分たちにとっての優先順位を上手くつけることで、希望の物件に早く出会う事が出来ました。
まとめ
「いつかは自分好みのデザインの部屋に住みたかった」という言葉通り、リノベーションならではの空間づくりが特徴のNさん邸。
エピソードを伺う中で、物件探しでも、リノベーションでも、お二人の「こうしたい!」というイメージの明確さが印象的でした。
実は、ご主人は最初、中古物件の購入に抵抗があったといいます。
「ともちゃん(営業担当)の話を聞いて、不安が全部解消された途端、物件探す気満々になったよね(笑)」と話す奥様。
信頼できる担当に出会うことも、安心してリノベーションが選択できるポイントと言えそうです。