リノベのハウツー
2020.12.13
「地先境界石(ちさききょうかいいし)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集430
■地先境界石(ちさききょうかいいし)
「地先境界石」とは「ちさききょうかいいし」と読みます。「地先境界石」とは、強化ブロックの一種のことです。境界石とは道路などにおいて境界を表すのにつかうコンクリートブロックのことで、日本ではJIS規格によって正確な寸法を定めています。
境界石には道路外と歩道との間、駐車スペースの境界、花壇や街路樹の仕切りなどに使う地先境界石、歩道と車道の境界に使う歩車道境界石の2種類があります。地先境界石は官民の境界地で広く使用されており、公園などの緑地境界にも使われています。
地先境界石は大きく分けて3種類あり、120mm×600mm×120mmの地先境界ブロックA型、150mm×600mm×120mmの地先境界ブロックB型、150mm×600mm×150mmのC型があります。施工業者は境界の状況に応じて3種類の境界ブロックを使い分けるのです。
境界石と似た言葉に縁石があります。縁石とは、道路の歩行者が歩く部分と車両が運行する部分を明確にするコンクリートの総称です。東京や広島など路面電車が通行する地域では、縁石で区切ることで乗降者の安全を確保しています。なお、縁石はコンクリートブロックで作られているので縁石ブロックと呼ばれることがあります。
境界石には車道や歩道、道路の並木などの境界線を明確にして、交通を整理させる役割を持っています。また、敷地や道路の官民の境界線でも用いられることが多く、区画の整理の役割もあるのです。境界石には明確な高さが決まっており、車で走行する際には、乗り上げないように注意しなければなりません。
・参考:境界ブロック(https://www.nippon-c.co.jp/products/doro/kk_block.html)