「法定共用部分（ほうていきょうようぶぶん）」とは何か？｜誰でもわかるリノベ用語集

誰でもわかるリノベ用語集343

「法定共用部分」とは、法律によって定められている共用部分のことです。
分譲マンションには特定の個人が利用できる専有部分と居住者が共同で使用できる共用部分があります。主な専用部分は居室、店舗、倉庫、事務所などが挙げられます。一方でエレベーター、階段、廊下についてはマンションに住むすべての住人が使用するので共用部分とされているのです。

主な共用部分として以下のものが挙げられます。

・管理人室や集会室
・支柱、壁、屋根、基礎などの建物の根幹となる部分
・配管や配線
・エントランス
・住戸の玄関扉、バルコニー、窓ガラス、駐車場、専用庭

なお、駐車場や専用庭については一定の区分所有者が使える専用使用権とみなされています。

共用部分は大きく分けて法定共用部分と規約共用部分の2種類があります。このうち法定共用部分は区分所有法で定められている建物の一部分や設備のことです。具体的には以下のものが法定共用部分とされています。

・配管や配線
・階段やエレベーター
・屋上

上記のようにマンションを建設するにあたり、必要となる部分は法定共用部分とされているのです。なお、共用部分は区分所有者の一定の賛成があれば変更が可能です。軽微な変更については普通決議、重大な部分の変更は特別決議で行います。

（出典：オウチーノニュース「マンション共用部分実は法定・規約共用部分という場所が存在した」https://o-uccino.com/front/articles/48801、久松マンション管理事務所「マンション管理の基礎知識」http://hisamatsu-rm.net/casestudy/houteikyoyobubun/#:~:text=%E6%B3%95%E5%BE%8B%E4%B8%8A%E5%BD%93%E7%84%B6%E3%81%AB%E5%85%B1%E7%94%A8,%E9%83%A8%E5%88%86%E3%82%92%E6%8C%87%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82&text=%E3%81%9D%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A6%8F%E7%B4%84%E5%85%B1%E7%94%A8%E9%83%A8%E5%88%86%E3%81%AF,%E3%81%A7%E5%85%B1%E7%94%A8%E9%83%A8%E5%88%86%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82、みずほ不動産販売「法定共有部分」https://www.mizuho-re.co.jp/dictionary/print/n/3267）