リノベのハウツー
2020.12.12
「天蚕糸(てぐす)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集422
■天蚕糸(てぐす)
「天蚕糸」とは「てぐす」と読みます。「天蚕糸」とは、天然繊維のことです。もともとはテグスサンやカイコなどの幼虫の体内から採取した絹糸線を酢酸につけて引き延ばしてから使われていました。最近では合成繊維で作られたものも天蚕糸と呼んでいます。
各辞書・辞典からの解説
「天蚕糸」について、他の角度からも内容を見ていきましょう。
(1)「デジタル大辞泉」より
「デジタル大辞泉」において「天蚕糸」とは、「テグスサンの幼虫の体内から絹糸腺を取り出し、酸で処理して得た白色透明の糸。釣り糸に用いる。」となっています。
(2)「精選版 日本国語大辞典」より
「精選版 日本国語大辞典」において「天蚕糸」とは、「ヤママユ科のテグスガからとれる糸。老熟した幼虫から絹糸腺を取り出し、これを酢酸溶液に漬け、引き伸ばしたものを乾燥させて製する。主に釣糸に用いられる。てぐすいと。てんさんし。」となっています。
意味は「デジタル大辞泉」とほぼ同様です。
(1)〜(2)を合わせてみると、リフォーム、リノベーションにおいて「天蚕糸」とは、「糸」のことであるとおわかり頂けたと思います。