リノベのハウツー
2020.12.09
「3路スイッチ(さんろすいっち)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集406
■3路スイッチ(さんろすいっち)
「3路スイッチ」とは「さんろすいっち」と読みます。「3路スイッチ」とは、スイッチのタイプのことです。
3路スイッチとは2か所のスイッチで照明器具などの「ON」と「OFF」の切り替えができるスイッチのことです。
3路スイッチに似たスイッチとして、片切スイッチがあります。片切スイッチとの違いはスイッチの形状です。一般的に片切スイッチにはスイッチ自体が光っています。それによって暗闇でもスイッチの正確な位置が分かるでしょう。一方で3路スイッチ自体は光りません。理由は、スイッチのONとOFFの状況ではスイッチの位置が逆転してしまうからです。
別の違いととして接点の数です。電気のスイッチは2本の線がつながることで電流が流れます。片切スイッチも3路スイッチも2本の線のうち1本の線を操作しますが、片切スイッチはONとOFFを切り替える接点が1つなのに対して、3路スイッチでは2つの接点で操作します。
3路スイッチは主に階段、廊下、寝室などで使用されます。階段に照明を取り付けるときには1階と2階の両方から電気をつけられるよう、それぞれにスイッチを取り付けます。そのため、夜などで階段の下で電気をつけた後、上に上がったらスイッチを切るのです。
また、3路スイッチを玄関と廊下に取り付けた場合は、帰宅するときに電気をつけられますし、家の中に入ったら廊下にあるスイッチを使って電気を消せます。
なお、3路スイッチを取り付けられるのは電気工事士の資格を持った人のみです。
・参考:三路スイッチの用途と使い方を紹介します(https://hamanotechnicalworks.com/electrical-three-way-circuit.php#heading-a-2)