リノベのハウツー
2019.06.29
マンション低層階VS高層階 メリットデメリット
中古のマンションを購入して家のフルリノベーションをしたいと思っている方は数多くいらっしゃると思います。
しかし中古マンションにも様々な選択肢があり、その中でマンションの何階の部屋を購入すべきかと頭を悩ませる方は多くいらっしゃることでしょう。
今回はマンションの低層階と高層階、それぞれのメリットとデメリットを示していきます。
どのように考えるのが正解かもシンプルに示しますので皆さんのマンション選びの参考になれば幸いです。
■「ライフスタイルによって正解が異なる」
それぞれのメリット・デメリットを示していく前に皆さんがどのように考えればよいかを示します。
この章のタイトル通りなのですが、皆さんそれぞれのライフスタイルによって低層階と高層階のどちらが相応しいか変わってきます。
一見、高層階の方が景色が良かったり値段が高かったり生活水準が高いというイメージを持たれがちです。しかし、高層階には高層階なりにデメリットがあり、低層階にはデメリットがありつつも数多くのメリットがあるのです。
つまり、双方に良い面悪い面あるわけなので、それぞれのライフスタイルに即してどちらがふさわしいか変わってくるのです。
次の章においてそれぞれのメリットとデメリットを示していきます。
■高層階のメリット・デメリット
まずは、高層階のメリット・デメリットをまとめていきます。
◯メリット
・建物内でステータスが高まる
・日当たりが良い
・眺望が良い
・通気性に優れている
・騒音が軽減される
・視線が気になりにくい
・場所によっては比較的遠くの花火も見れる
◯デメリット
・値段が高い
・日差しが強すぎる時がある
・エレベーター混雑に巻き込まれやすい
・コンビニに行くなど小さな外出の気軽さが低層階に比べてない
・建物構造に寄っては地震の際に振れ幅が大きくなることもある
・緊急時の避難に時間がかかる
・ステータスが高いと周囲に思われて逆に億劫になることがある
■低層階のメリット・デメリット
続いて低層階のメリット・デメリットをまとめていきます。
◯メリット
・値段が比較的安い
・夏場に涼しさを感じることができる
・エレベーターが混雑していても階段を利用できる
(1階ならばそもそもエレベーターを使用する必要がない)
・コンビニなど小さな外出を気軽にできる
・緊急時の避難が容易
・1階ならば子供が走り回っても階下に迷惑がかからない
・1階ならば専用庭が付いていることがある
◯デメリット
・建物が密集している地域では日当たりに期待ができない
・風通しが期待できないことがある
・眺望が悪いことがある
・騒音の影響を受けやすい
・人の通りが気になることがある
・虫が入ってきやすい
・ステータス重視の風潮があると低く見られやすい
■マンションの階によってステータスはあるのか?
マンションの住んでいる階が高い=偉い
まさかこんな考えがあるのかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、現実として筆者の知り合いでタワーマンションに住まれている方からこういうエピソードを耳にします。
※筆者は14階建ての中規模マンションに住んでおり、こういう考えのない場所で生活をしています。
最も酷い話ですと、低層階に住む知り合いが高層階に住む方とエレベーターで一緒になった際に鼻で笑われたなんてことも。
ここまで記してきたように、高層階・低層階ともにメリットとデメリットがあるのですが、マンションにおいては過度にステータスを気にする風潮もあり、子供でもいたものですとイジメに繋がりかねない危険性も事実としてあるのです。
■ライフスタイルとリスクを考えよう
ここまで記してきたように、高層階・低層階それぞれにメリットとデメリットがあります。よってそれぞれにおライフスタイルや好み、そして予算感からどうすべきかを考えるべきです。
しかし、前述のように高層階と低層階の住人でのいざこざが起きる場合も無きにしもあらずなのが現実です。
偏見にも程があると思いつつも、現実としてあるわけなのでしのリスク(そういうマンションではないか)ということも、可能な範囲でリサーチや検討をすべきであります。
リノベーションをする際に中古物件の購入から考えられている方は、是非この視点も考えるようにしてみてください。