リノベのハウツー
2020.11.24
「シリンダー円筒錠(しりんだーえんとうじょう)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集397
■シリンダー円筒錠(しりんだーえんとうじょう)
「シリンダー円筒錠」とは「しりんだーえんとうじょう」と読みます。「シリンダー円筒錠」とは、ドアノブとシリンダーが一体になったドアノブのことです。
一般的なシリンダー円筒錠は、ドアノブの中央にシリンダーと呼ばれる鍵穴が付いています。シリンダー式の錠前は外筒と内筒の2つの円筒で構成されており、鍵を差し込んだときに鍵とシリンダーの内部の部品がかみ合うと鍵が回せる仕組みです。
シリンダーには円盤形のディスクシリンダーや、ピンのような形をした鍵穴が付いたピンシリンダーなどがあります。
シリンダー円筒錠に似たタイプの錠前として、チューブラ上が挙げられます。チューブラ錠もドアノブに鍵穴が付いていますが、内側からはドアノブに付いたサムターンを回してロックします。シリンダー円筒錠は内側にサムターンはなく、ドアノブの中心にあるボタンを押してロックします。
シリンダー円筒錠のメリットはシンプルな構造なので、誰にでも簡単に取り付けられることです。浴室やトイレなど、ロック機能の付いたドアノブを取り付けたいときにおすすめです。
一方で、シリンダー円筒錠は防犯性が低いというデメリットがあります。数分でロックを外される可能性があるので、玄関、勝手口、倉庫などの設置には向いていません。
シリンダー円筒錠を自分で交換する場合は、ドライバーとキリを使います。ドアノブの根元にある小さな穴にドライバーやキリを差し込むと、てこの原理で簡単に外せます。新しく取り付けるときもドライバーを使えば、簡単に取り付けが可能です。
(参考:ドアノブの種類と名前一覧~レバー・握り玉の外し方・交換方法も紹介 https://sq.jbr.co.jp/library/867#3-2)