リノベのハウツー
2020.11.13
「洗い出し仕上げ(あらいだししあげ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集382
■洗い出し仕上げ(あらいだししあげ)
「洗い出し仕上げ」とは「あらいだししあげ」と読みます。「洗い出し仕上げ」とは、土間や壁の塗り仕上げのひとつです。コンクリートやモルタルに砕石や玉砂利などを混ぜて塗る方法で、完全に乾かないうちに水で洗います。
洗い出し仕上げの魅力は、自然の風合いが再現されていることです。セメントや種石を塗りつけてから水洗いをするので、工業製品にはない天然石持つ豊かな表情を作り出せます。購入する種石は大きさや形が異なるので、仕上げ方によって表情は変わります。そのため、使用する玉砂利によっては品格や存在感を出せるでしょう。
また、耐久性や防火性に優れているので、住宅の強度を高める役割も持っています。洗い出し仕上げは外壁のリフォーム工事で使用する機会が多いですが、床や天井にも使用可能です。また、大きな力のかかる部位にも適しています。
洗い出し仕上げの施工方法では、下塗りと上塗りの2つの工程があります。最初に下地の清掃と処理を行い、その後にセメントモルタルを使って下塗りの作業をします。
下塗りが終わった後は上塗りです。セメントペーストを使用して上塗りの作業をします。その際、目地を適当な大きさに切っておき、目地棒をモルタルやセメントペーストで固定します。上塗りが終わった後はコテを使って表面を滑らかにしてからブラシで汚れを落とします。
その後2~3回ほどの伏せ込みをしてから、砕石や玉砂利を流してそろえます。なお、洗い出し仕上げでは大磯石、洗砂利、カナリヤ石などを使います。
(参考:洗い出し仕上げ https://dictionary.goo.ne.jp/leaf/rlest/%E6%B4%97%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%97%E4%BB%95%E4%B8%8A%E3%81%92/m0u/)