リノベのハウツー
2020.11.13
「コーキング工事(こーきんぐこうじ)」とは何か?|誰でもわかるリノベ用語集
誰でもわかるリノベ用語集380
■コーキング工事(こーきんぐこうじ)
「コーキング工事」とは、コーキング材でを使った工事のことです。外壁のサイディングボードの継ぎ目をコーキング材で埋める工事で、業者によってはシーリング工事とも呼んでいます。
コーキング工事の目的は、外壁の劣化の補修です。外壁は雨、風、太陽からの紫外線の影響を受けやすく、時間が経過するとクラッチと呼ばれるひび割れや外壁の変形が起こる可能性があります。コーキング工事はダメージを受けた外壁を補修するだけでなく、クラッチの点検ができるのです。
コーキング工事では2種類のコーキング材を使用します。1つ目は変形シリコン系のコーキング材で、シリコンを主成分とした合成樹脂です。使用時は液体になっており、1液性と2液性に分かれています。1液性は酸素や湿気に触れると自然に硬化するタイプで、2液性は基剤と硬化剤を混ぜると硬化するタイプです。耐久年数は10~15年で耐熱性もあります。
2つ目のコーキング材はウレタン系です。クロロギ酸エステルとアンモニアで生成される化合物で、耐久性が高いという特徴があります。塗料との相性が良いため、外壁塗装と一緒に使うこともあるのです。
コーキング工事は増し打ち、打ち替え、先打ちと後打ちの3つの方法があります。増し打ちは既存のコーキング材に新たなコーキング材を使用する方法です。打ち替えは既存のコーキング材を取り除いてから新たなコーキング材を使う方法となっています。先打ちと後打ちは、塗装工事とコーキング工事を一緒に行う方法です。
(参考:コーキング工事とは? 具体的な工事の方法や流れなどを詳しくご紹介 https://www.tosou-navi.com/blog/?p=322)