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2020.11.07

アイアンとステンレスの違いとは、それぞれの特徴や建築での利用方法を紹介

アイアンとステンレスの違いとは、それぞれの特徴や建築での利用方法を紹介


満足のいくリフォームやリノベーションをするには、使用する建築資材にもこだわりたいものです。しかし金属については、特徴の違いが分かりづらいという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、アイアンとステンレスの違いについて紹介します。この記事を一読すれば、それぞれの特徴が分かり、建築での利用方法を理解できるでしょう。リフォームやリノベーションを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
 

アイアンとステンレスの違い

アイアンとステンレスの違いとは、それぞれの特徴や建築での利用方法を紹介


アイアンとステンレスの見た目は似ていますが、性質は異なります。そのため、それぞれの特徴を把握しておきましょう。ここではアイアンとステンレスの違いや見分け方について紹介します。


アイアンの性質や特徴

アイアンについて英語では「iron」と呼ばれており、日本語では鉄と訳されます。しかし、リフォームやリノベーションで使われているアイアンのほとんどは鋼です。純度100%の鉄は脆く酸化しやすいので加工に向いていません。そのため、炭素を加えて合金にした鋼を用いているのです。建築において鉄と呼ばれているものは、鋼であると覚えておきましょう。

アイアンの特徴は強度が高いことです。少ない重量でも強度が高いので、大きな建物を建設するときに向いています。一方で、熱に弱くゆがみやすいという性質もあるので、使用場所には注意が必要でしょう。


ステンレスの特徴

ステンレスについて英語表記では「stainless」となっています。汚れを意味する「stain」と否定を意味する「less」が組み合わさった言葉です。名前のとおり、ステンレスにはサビにくいという性質があります。そのため、水回りの部分にステンレスを使用してもサビが起こりにくいのです。一方でステンレスはキズが付きやすいというデメリットがあります。

ステンレスの成分は50%が鉄で、残りの50%が合金です。鉄が50%を切っている場合には、ステンレスではなく単に合金と呼ばれています。


アイアンとステンレスの見分け方

アイアンとステンレスを見分けるための方法は、磁石をあてることです。アイアンは磁石に付きやすく、ステンレスは磁石に付きにくいという性質があります。

見た目で判断する場合には、表面にサビがあるのかをチェックしましょう。アイアンはサビが発生しやすく、ステンレスはサビが発生しにくいという違いがあります。

建築でのアイアンの利用方法とは

アイアンとステンレスの違いとは、それぞれの特徴や建築での利用方法を紹介


アイアンとステンレスの特徴を把握した後は、それぞれの利用方法を紹介します。はじめに、アイアンの利用方法を紹介するので参考にしてください。


アイアンは耐久性が求められるものに使われる

アイアンは強度があり加工しやすいので、家やマンションといった建築に使われます。建築においては材料としてそのまま利用できるように板、管、棒のような形に加工していることが多いでしょう。

アイアンを使用した資材として柱や梁が挙げられます。鉄骨造で建築した住宅には柱や梁に鋼材を使用しており、地震が発生したときでも倒壊をしないように強度を高めているのです。

なお、鉄骨造には6mm以下の鉄板で構成された軽量鉄骨造と6mm以上の鋼材を使用した重量鉄骨造があります。軽量鉄骨造は一般住宅や小規模の建物の建設に向いており、重量鉄骨造はマンションやビルなどの大きな建物の建設に向いているのです。

建築でのステンレスの利用方法とは

アイアンとステンレスの違いとは、それぞれの特徴や建築での利用方法を紹介


ステンレスも建築資材として使われますが用途が異なります。ここでは、建築でのステンレスの利用方法を紹介します。


ステンレスはサビにくいので水回りなどで使用される

ステンレスはサビにくいと特徴があるので、キッチンなどの水回りで使用されます。一例としてガスコンロ、レンジフード、蛇口、給湯器、冷蔵庫などは水に触れることもあるので、アイアンではなくステンレスが使われているのです。

また、調理に使用するオーブンレンジ、ポット、鍋などにもステンレスを使用しています。ステンレスには不動態被膜と呼ばれる薄い膜が表目に付着しており、キッチンなどで使用してもサビないのです。また、膜にキズが付いたときでも酸素によって膜が再生されます。


ステンレスは大きく分けると4種類になる

ステンレスは産業用や家庭用を含めると200種類以上ありますが、大きくわけると以下の4種類です。

・オーステナイト系
・フェライト系
・マルテンサイト系
・析出硬化系

上記のうちサビにくいのはオーステナイト系のステンレスです。また、金属アレルギーになりにくいという特徴もあります。マルテンサイト系は強度が高いという特徴があり、刃物などを作るときに使用されています。

ステンレスにはさまざまな種類があるので、リフォームやリノベーションでステンレスを使用するときにはどのようなタイプなのかをチェックすると良いでしょう。

まとめ

今回の記事ではアイアンとステンレスの違いについて紹介しました。建築で使用するアイアンのほとんどは鋼でできたものですが、ステンレスとは異なりサビやすいという特徴があります。一方で、他の金属と比較して強度が高いので、柱や梁などの建築資材として使われるのです。

ステンレスはキッチンや調理器具などで使われています。また、ステンレスは大きく分けて4種類あり性能がそれぞれ異なります。リフォームやリノベーションでステンレスを使用するときには、どのようなタイプのステンレスなのかを聞いておくのも良いでしょう。
 

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