リノベのハウツー
2020.08.29
平屋へのリフォームをして快適な住まいを手に入れる、リフォームのメリットや注意点を紹介
快適な住まいを実現するために、現在の住宅を平屋にリフォームする人が増えています。リフォームに興味のある方の中には、「平屋へのリフォームにはどのようなメリットがあるのだろう」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、平屋へのリフォームのメリットやデメリットをまとめました。またリフォームする際の注意点も紹介していますので、リフォームに興味のある方はぜひ参考にしてください。
平屋へのリフォームのメリット
平屋へのリフォームには、毎月の生活費や快適性に関するメリットもあるので、リフォームを検討する前に把握しておきましょう。
家族とのコミュニケーションが増える
平屋のメリットのひとつは、家族とのコミュニケーションが取りやすいことです。2階建てや3階建ての住宅の場合、家族全員が離れた部屋にいることがあるので、コミュニケーションが取りづらくなるでしょう。
一方で平屋の住宅の場合は、同じフロアに家族がいるので、コミュニケーションが取りやすくなっています。家族とのつながりを大切にしたいと考えている方は、平屋へのリフォームが良いでしょう。
毎月の光熱費を節約できる
平屋は、毎月の光熱費を節約できるというメリットがあります。
広い間取りの住宅に住む場合、暖房や冷房の効率が悪くなるので、光熱費が高くなる傾向があります。毎月の生活費も高額になることもあるでしょう。
一方で平屋の住宅の場合は、空気の通り道を作ることで暖房や冷房の効率を高められるでしょう。そのため、わずかな電気代で快適な生活を実現できます。
建物の耐久性が向上する
2階建ての住宅の場合、1階部分が2階部分を支えている構造なので、時間が経過すると建物が劣化します。平屋の場合、建物を支える2階部分がないので建物の耐久性があるでしょう。住み慣れた家にできるだけ長く住みたい方は、平屋がおすすめです。
建物の耐震性が向上する
耐震性を比較した場合、2階建ての住宅よりも平屋の方が安定感はあります。平屋の方が揺れは少ないので、倒壊の心配は軽減されるでしょう。また。強い地震が発生したとき、平屋の方が外に逃げやすいというメリットもあります。状況によっては窓からの脱出も可能です。
転倒によるケガを防ぐことができる
平屋の別のメリットとして、転倒によるケガを未然に防げるというメリットが挙げられます。2階建てや3階建ての住宅には階段があり、お年寄りや小さな子どもが昇降中に転倒する危険があるので注意が必要です。一方で、平屋の場合は階段がないので、家族全員が安心して住めるでしょう。
平屋へのリフォームのデメリット
平屋にはさまざまなメリットがありますが、デメリットもあるので注意が必要です。ここでは、平屋へのリフォームのデメリットをまとめました。リフォームを検討するときの参考にしてください。
プライバシーが保ちにくい
平屋は、外からの視線を感じやすいというデメリットがあります。そのため、庭を設置したり、カーテンやブラインドを使用したりする必要があるでしょう。
水害の危険性がある
平屋のもうひとつのデメリットは、水害の危険性です。日本は、台風や集中豪雨、津波などの自然災害が起こりやすい地域のひとつです。2階建てや3階建ての住宅の場合、水害が発生したときは上の階や屋根に避難できます。一方で、平屋の場合は建物全体が水につかる恐れがあるでしょう。そのため、平屋のリフォームをするときは、付近に川や海がないかチェックする必要があります。
平屋へのリフォームの注意点
平屋にはメリットが多いため、現在の2階建ての住宅から平屋へのリフォームを検討している方もいるのではないでしょうか。平屋へのリフォームは、通常のリフォームと異なる点があります。そのため、リフォームをする前には、以下の点に注意しましょう。
解体費用に注意
平屋へのリフォームをする際には、解体費用をチェックしておきましょう。2階部分や3階部分の柱や壁、床などを解体するため、予想よりも高額の解体費用が掛かることがあります。リフォームをするときには、工事の費用だけではなく、解体費用も確認しておきましょう。
登記申請が必要
リフォームによって床面積が変わる場合、登記申請が必要です。登記申請は変更してから1カ月以内となっています。リフォームが終わったら、早めに申請の手続きをしましょう。
まとめ
この記事では、平屋へのリフォームのメリットとデメリットを紹介しました。平屋には、家族のコミュニケーションが取れる、建物の耐震性が向上するといったメリットがあります。また、毎日の光熱費を減らすことができるので、お財布にも優しいでしょう。
ただし、平屋へのリフォームでは解体費用が高額になることもあります。加えて、登記申請も必要になるでしょう。そのため、リフォームをする前には業者への確認をおすすめします。