リノベのハウツー
2020.11.01
後悔しない玄関のスイッチの位置とは、ベストな位置に設置する方法を紹介
新築の設計やリフォームをするときに注意すべきこととして、スイッチの位置が挙げられます。生活の仕方によってスイッチの使いやすい位置が変わるので、前もって慎重に検討する必要があるでしょう。
玄関のリフォームを考えている方の中には、玄関のスイッチの位置はどのように決めればよいのだろうかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は玄関にスイッチを取り付けるときのポイントや注意点を紹介します。この記事を一読すれば、正しいスイッチの位置がわかり、生活がしやすくなるでしょう。
玄関に照明スイッチを取り付けるときの注意点
玄関に照明スイッチを取り付けるときには使いやすさに注意しましょう。どのようなときに使用するのかを想定してからスイッチを取り付けることで、使いやすさが向上するでしょう。ここでは、スイッチを取り付けるときの3つの注意点を紹介します。
高さに注意する
スイッチを取り付ける際には高さに注意しましょう。高い位置に設置すると子どもたちにとって使いにくく感じますし、低い位置に設置すると使用する度に腰や背中に負担がかかります。家族構成を考えながら、最適な高さに取り付けましょう。
スイッチの高さの標準は床下から110~120cmです。ただし、家族の中に子どもたちや高齢の方がいる場合には100cmほどに設置するとよいでしょう。
スイッチの場所を判別できるように注意する
夜間に帰宅するときには、真っ暗な状態のときに照明スイッチをつけます。新築の建築やリフォームで玄関のスイッチを取り付けたときには感じなかったものの、いざ使用してみるとどこにスイッチがあるのか分かりづらいということがあるので注意が必要です。
照明スイッチは部屋が暗いときに使用するものですから、暗闇の状態のときに使いやすいのかをチェックしておきましょう。
具体的には、玄関のドアを開けてからすぐ押せる場所にスイッチを設置します。反対にドアの陰になっている場所は、スイッチを見つけづらいので避けましょう。
スイッチのデザインに注意する
玄関にスイッチを取り付けるときには、高さや場所に加えてスイッチの計上にも注意を払いましょう。
玄関のスイッチには、オンとオフへの切り替えが二カ所でできる三路スイッチが使われています。階段や廊下などに三路スイッチを取り付ければ、どの方向からでも明かりをつけられるので便利です。
しかし、玄関に廊下や階段のスイッチを同じ場所に取り付けると、どのスイッチをオンにすればよいのかが分かりにくくなってしまいます。そのため、玄関に複数のスイッチを設置するときには、スイッチを判別できるようにデザインを変えておくとよいでしょう。
最近では複数の部屋の明かりを一気にオフにできる「一括操作スイッチ」なども販売しています。外出が多い方は、一括操作スイッチを取り付けるのもおすすめです。
玄関のスイッチの位置を決めるときのポイント
玄関のスイッチを取り付けるときには、以下の2つのポイントを押さえておくことが重要です。
・土間からでも部屋からでも届く場所に取り付ける
・インテリアを置く位置を考えて取り付ける
ここではそれぞれのポイントを詳しく紹介しますので参考にしてください。
土間からでも部屋からでも届く場所に取り付ける
玄関の照明スイッチは土間からでも届く場所に設置しましょう。土間から離れた場所にスイッチを取り付けると、靴を履いたときに照明を消せません。また、夜間に帰宅した際でも、靴を脱いでから電気をつけるので手間に感じるでしょう。
インテリアを置く位置を考えて取り付ける
スイッチを取り付けるときには、インテリアの邪魔にならない場所に取り付けましょう。玄関に設置するインテリアとして靴箱、スリッパラック、コートハンガーなどがあります。
建築やリフォームの際に、どのくらいのサイズのインテリアを設置するのかを決めておくと、適切なスイッチの場所がわかるでしょう。また、収納家具を設置する場合には、家具の扉を開いたときのことも想定してスイッチの場所を決めることをおすすめします。
センサーライトなら玄関の照明のスイッチは不要?
建築やリフォームをする方の中には、スイッチの代わりにセンサーライトを取り付ける方もいます。センサーライトなら手を使わずに自動で明かりが付くので、荷物で両手がふさがっているときにも便利です。
注意点としてセンサーライトは人の動きを感知して電気が付くので、長時間動かずに玄関にいると自動で消灯します。そのため、人によっては使い勝手が悪く感じることもあるでしょう。
まとめ
今回の記事では、玄関にスイッチを取り付けるときのポイントや注意点を紹介しました。スイッチを設置する際には高さ、場所、デザインに注意しましょう。スイッチの高さは110~120cmが基本ですが、高齢の方がいる家族の場合は100cmにしておくと便利に感じます。
建築やリフォームでスイッチの場所を決める際には、インテリアの配置場所にも気を配りましょう。インテリアを置いたときに、邪魔にならない場所にスイッチを設置するのがおすすめです。