リノベのハウツー
2020.08.22
犬と一緒に過ごすためのおすすめリフォームとは、リフォームの注意点も紹介
犬も大切な家族の一員という考え方が浸透している現代では、室内で愛犬と一緒に暮らす人が増えています。室内で飼うときには、飼い主だけでなく、犬の住み心地にも注意が必要でしょう。なぜなら、人間には快適に感じる空間でも、犬にはストレスとなることがあるからです。
今回の記事では、犬と一緒に住むためのコツを紹介します。加えて、犬と一緒に過ごすためのおすすめのリフォームもまとめました。犬を飼っている方や愛犬のためにリフォームを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
犬が快適に暮らすためのコツ
犬が快適に住めるようにするには、犬の習性や性格を把握しておきましょう。犬ためにちょっとした気配りができれば、犬もリラックスした状態で生活できます。犬が快適に暮らすためのコツとして、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
プライベートのスペースを設置する
犬が快適に暮らせるようにするには、プライベートのスペースを用意してあげましょう。ハウスや餌場を柵で覆うようにしておくことで、常に安心感を得られます。
ハウスを設置するときには、温度にも注意しましょう。エアコンの真下やヒーターの近くにハウスを設置すると、犬は大きなストレスを感じます。犬がもっとも快適に感じるのは22~26℃です。できる限り、快適な場所にできるように温度調整をしましょう。
滑りにくい床にする
犬は走ることが大好きです。そのため、室内で飼うときには床にも注意を払いましょう。多くの住宅ではフローリングの床が一般的ですが、フローリングは滑りやすく犬の足腰に負担がかかります。場合によっては、転倒してケガをする可能性もあるので注意が必要です。
フローリングの床については、クッションフロアやコルクマットを敷いておきましょう。ラグもクッションフロアと同じように滑り止めの効果はありますが、掃除が面倒というデメリットがあります。
生活スペースの高さを上げておく
犬が快適に過ごすためには、人と犬の生活スペースをはっきりと分けておきましょう。犬が大好きなことのひとつに、噛むことが挙げられます。輪ゴムやクリップなどは犬が誤飲しやすいので注意しましょう。特に、タバコや薬、チョコレート類やキシリトール類は、病気や中毒症状を引き起こす可能性があるので、近づけさせないように注意すべきです。
人と犬の生活スペースを分けるもっともよい方法は、テーブルの高さを上げることです。座卓をダイニングテーブルにしたり、リビングに設置するサイドテーブルの高さを上げるようにしましょう。また、床にはものを置かないように普段から注意しておくのも大切です。
犬と一緒に過ごすためのリフォーム3選
ここでは犬と一緒に過ごすための具体的なアイデアを紹介します。リフォームをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
床のリフォーム
犬が快適に過ごせるために、床のリフォームを検討しましょう。おすすめはクッションフロアシートです。塩化ビニールでできており、アンモニアの汚れも簡単に落とせます。費用も安いので、手軽にリフォームできるでしょう。
別の素材として、タイルもおすすめです。タイルは表面がザラザラしているので、犬の脚にグリップしやすいというメリットがあります。費用はクッションフロアシートよりも高くなりますが、耐久性があるので、一度リフォームをすれば長い期間使用できるでしょう。
壁のリフォーム
犬が爪で引っかいたり、マーキングをしてしまう可能性もあります。そのため、キズが付きにくいものを選ぶと良いでしょう。おすすめは、エコカラットです。
エコカラットとは、粘土鉱物などの原料を加熱させた壁材で、嫌なニオイや有害物質を吸着するという効果があります。また、調湿の機能もあるため、いつでも部屋を快適な湿度に保てるでしょう。加えて、エコカラットは耐久性があり、紫外線の影響を受けても変色しません。きちんと手入れをしていれば半永久的に使用できます。
犬のプライベートスペースをリフォームする
リビングなどの人が集まりやすい場所に犬部屋を設置すると、犬は安心感を持ちリラックスできます。リビングのデッドスペースに柵を設けて、ゲージを設置するのも良いでしょう。
一戸建ての住宅では、2階に犬のプライベートスペースを作る方もおられます。しかし、犬にとっても階段の昇り降りは足腰に負担がかかるので注意しましょう。
まとめ
今回は犬と一緒に過ごすためのリフォームを紹介しました。犬が心地よく暮らせるためには、犬の習性や性格を把握しておくことが重要です。室内で飼うときにも、犬のプライベートスペースを用意しておきましょう。また、人と犬の生活スペースを分けておくことで、トラブルを避けられます。
この記事では、犬と一緒に過ごすためのおすすめリフォームを3つ紹介しました。クッションフロアシートやエコカラットなどの素材を選ぶことで、飼い主も犬も快適に過ごせるでしょう。