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リノベのハウツー

2020.04.25

リフォームの相場を知る一番良い方法はアイミツを取ること

リフォームの相場を知る一番良い方法はアイミツを取ること

「外壁の再塗装、相場はどれくらいだろう」
こう思ったら、どんな方法で情報を取りますか?今なら、一番手軽なのがWeb検索なのですが、サイトごとに言っていることがバラバラな上に、50〜80万円とか幅が広すぎて予算の立てようがなかったりします。

ならばどうするべきか?一番良い方法はアイミツ(相見積)を取ることなのですが、その理由を今からお話しましょう。
 

なぜ、Webのリフォームの相場には幅があるのか?

理由は、まったく同じ内容のリフォーム工事があり得ないからです。

外壁塗装を例にお話しすると、塗ろうとしている壁の面積、材質、状態も違いますし、用いる塗料もバラバラ。おこなう工程もリフォーム業者によって異なりますから、均一の価格を出しようがありませんし、実際に外壁塗装の現場を見ないことには価格を出しようがないのです。
 

リフォーム相場を知るにはアイミツを取るしかない

ならばリフォーム業者を現場まで呼んで見積を取るしかないのですが、一社だけだと相場以上に高い価格で工事を依頼してしまう不安があります。そこで、複数の業者から見積を取って比較するアイミツ(相見積)が有効と言われます。外壁塗装だけでなくリフォームの相場を知るには、この方法が一番でしょう。
 

リフォーム相場を知るためのアイミツ。その注意点

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「外壁を塗り直したいから見積をお願い!」
こんな方法では複数の業者に依頼したとしても、まともなアイミツは期待できません。

・同じ条件でアイミツを取る
・それぞれの見積をチェックする

以上2点を心がけましょう。


同じ条件でアイミツを取る

アイミツを取るには、同じ条件での見積依頼をすることが大切です。

2階建ての家の外壁塗装なら「足場」を組んで「飛散防止シート」を張って「高圧洗浄」で下地をキレイにして「養生」で塗料がつかないように保護してから、「下塗り」で塗料を定着しやすくして「塗装」。そして「シーリング」を打ち直すという、7つの工程を踏むことが一般的です。しかし、これが全てではありません。

たとえばシーリングとは外壁のサイディングボードの間を埋めているもので、すき間から雨水が侵入することを防いでいます。シーリングは時がたつにつれて劣化していきますから、外壁塗装のリフォームと同時に打ち直しをおこなうのが一般的です。

しかしアイミツを取る業者の一つが、シーリングの工程を含まない見積を提出したなら、その業者が相場より安く見えるのは当然ですね。ですから、アイミツを依頼するときには同じ条件にそろえる必要があると覚えておきましょう。


まずは見積を丁寧にチェックしよう

同じ条件の見積を複数の業者に依頼するには、最初に依頼した業者の見積内容の吟味から始めます。チェックポイントは「工程は適当か?」ということと「わからない項目はないか?」の2点です。

まず、どのような工程を踏んで外壁塗装のリフォームをおこなうかを確認しましょう。塗装は何回おこなうのか?用いる塗料は何なのか?シーリングの打ち直しはおこなうのか?これらの工程を理解しておくと、同じ条件で他の業者に見積依頼ができるでしょう。

中でも詳しくチェックしたいのが用いる塗料について。バリエーション豊富で耐用年数・価格に大きな差がありますから塗料の名前は必ずチェック。アイミツを取る際には他の業者に塗料の名前を伝えましょう。

次に項目を見ていくのですが、普通のリフォーム業者なら説明を受けた工程ごとに項目を設けていますから不明な項目はないはずなのですが、大抵の業者が設けているのが「その他」とか「管理費」「諸経費」といった項目です。これは工程に当てはまらない費用、交通費、通信費などを指す場合が多いです。総費用の10〜15%程度ならば適当な金額と判断してよいでしょう。


同じ条件で他の業者に見積を依頼しましょう

そしてアイミツなのですが、最初に依頼した業者を含めて3社程度に依頼すればよいでしょう。そして見積のチェックを繰り返します。面倒ではありますが、リフォームの相場を詳しく知るためには、この方法が一番おすすめです。
 

あやしいリフォーム見積のチェックポイント

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依頼した3社の内、真ん中の価格を出してきた業者を「相場」と判断して、一番安い業者にリフォームを依頼するというのが一般的なアイミツの利用方法です。しかし本当にそれで良いのでしょうか?疑ってかかる必要があるケースをご紹介します。


一社だけ飛び抜けて見積が安い

工程を飛ばして見積もっているか、飛ばす気マンマンという可能性もあります。予定している工程が見積に書かれているかを確認して下さい。


項目が不明瞭

普通の業者なら、見積書からどのような工事をおこなうかが理解できるはずです。項目が少なすぎたり、どのような塗料を使うのかが記入されていない見積書は、詳しい確認が必要かもしれません。業者への再確認を怠らないようにしましょう。
 

まとめ

リフォームの相場はどれくらい?気になるのはもっともです。でも、同じリフォーム工事が存在しないのですから、ご自宅にピッタリの相場も存在しません。アイミツを取るしかないのです。これが面倒ならば、あらかじめ信頼できる業者を探しておくか、相場より高い価格を覚悟してリフォームを依頼するしかないでしょう。相場より安くと考えるなら、手間を惜しまないことが大切ですね。
 

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