リノベのハウツー
2020.02.10
フローリングのリフォーム。タイミングや費用丸わかり
フローリングは年月が経過すると劣化します。そのため、壁紙や天井などと同じようにリフォームが必要となるでしょう。
今回は、フローリングのリフォームのタイミングや費用についてまとめました。フローリングの張り替えを考えている方は、この記事を一読してください。
目次
フローリングのリフォームはいつがよい?
フローリングのリフォームのタイミングは、家の環境や使用する素材によっても異なります。マンションや一戸建てにかかわらず、フローリングの張り替えのタイミングは10~15年と言われます。
年数が経過すると床の下地が傷む、フローリングが変形するといった症状も現れるので、15年以上経過したらリフォームを検討しましょう。
(参考:床の張り替えリフォーム費用相場【フローリング・CF・カーペット・フロアタイル・畳】)
この症状がフローリングリフォームのサイン
年数が経過していないフローリングについても以下のような症状が現れる場合は張り替えをおすすめします。
歩くと床がきしむ
床を歩いたときに「ギシギシ」という音がしたことはないでしょうか?
後ほど詳しくご説明しましすが、フローリングには無垢フローリングと複合フローリングがあり、それぞれの建材が持つ特徴が原因で、きしみが起こることがあります。
特に無垢フローリングの場合には、部屋の湿気や温度によって伸縮する特徴があります。その結果、フローリングが変形してしまい、板を合わせているつなぎ目がずれてしまうこともあります。
また、複合フローリングの場合には、板と板を貼り合わせた接着剤がはがれたり、土台からはがれたりしてもきしみの原因となり得ます。
梅雨の時期のみ床がきしむようであれば、それほど問題ではありません。1年中床がきしむようであれば、早めにフローリングの張り替えを行いましょう。
床が沈む
床は年月が経過すると沈むことがあります。フローリングがフワフワしているように感じる、一部分が沈んでいるように感じるときは張り替えが必要でしょう。
床がきしむときと同じように、湿気が原因で床が沈むことも。ただし、床の沈みはきしみよりも症状は重く、フローリング自体が土台からはがれてしまっていることもあります。そのため、全面的な張り替えが必要になることもあるので注意しましょう。
フローリングのリフォーム。張替え方法は2つ
フローリングの張り替え方法は2種類です。下地の状態や使用する素材によって張り替え方法が選ばれます。
張り替え工法
張り替え工法とは、使用しているフローリングを撤去して、新しいフローリングを張り直す方法です。張り替え工法は、下地の状態をチェックできるという利点もあります。15年以上が経過した場合や床のきしみが激しいときなどは張り替え工法を検討しましょう。
重ね張り工法
重ね張り工法とは、使用している床材の上に新しい床材を重ねて張り付ける方法です。重ね張り工法は、短時間でリフォームができるという利点があります。加えて、フローリングをはがす必要がないので、廃材費がかからないという利点もあります。下地が劣化するほどのダメージを受けていないときは重ね張り工法がおすすめと言われます。
フローリングに使用するリフォーム素材
フローリング素材には、大きくわけて2種類あります。薄いベニヤを貼り合わせた合板でできている複合フローリングと天然木の一枚板からできている無垢フローリングです。それぞれには、利点と欠点があるので覚えておきましょう。
複合フローリング
複合フローリングの特色は、傷がつきにくいことです。手入れも簡単なので、手間も少ないとされます。防音性にも優れており、マンションのフローリングや子どものいる家族には特におすすめでしょう。一方で、複合フローリングは、床を踏むときの感触が固い、天然木が持つ自然な温もりを感じにくいといった欠点もあります。
無垢フローリング
無垢フローリングの特色は、天然木が持つ風合いや香りです。天然の木目に温もりを感じることのできるので、部屋に癒しの雰囲気を添えることができるでしょう。
加えて、断熱性能に比較的優れており、素足で歩いても冷たく感じることが少ない点が特徴とされます。さらに、水分を吸放湿する特徴がありますので、湿度が高い季節でもさらさらした快適感がある点も魅力です。
一方で、無垢フローリングは、傷やがつきやすく汚れやすいという欠点もあります。そのため、こまめな掃除が必要です。加えて、防音に対する効果が低いので、マンションなどでは使用不可のところもあるようです。
フローリングリフォームの費用
(参考:床の張り替えリフォーム費用相場【フローリング・CF・カーペット・フロアタイル・畳】)
フローリングの張り替えをするときの費用の目安です。リフォームをするときの参考にしてください。
費用はリフォーム業者によっても異なります。複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
フローリングリフォーム業者選びのチェックポイント
リフォーム業者を選ぶときには過去の実績をチェックしておきましょう。
実績の多い業者は、経験豊富なスタッフがそろっている傾向なので安心して依頼できると言われます。
最近では、リフォーム業者の口コミサイトなどもあるので、事前に確認しておくのもおすすめです。
さらに、リフォーム業者を選ぶときにはアフターフォローもチェックしておきましょう。
どんな信頼できる業者にお願いした場合でも、リフォーム後に不具合が生じることはあり得ます。
そのような場合に備えて、アフターフォローが整っているか、具体的な対応方法や範囲、そして条件などの確認を行うようにしましょう。
まとめ
フローリングのリフォームのタイミングは、家の環境や使用する床材によっても異なります。一般的な目安は15年と言われますので、15年以上経過している場合はリフォームの検討をしましょう。
フローリングリフォームの際には、ライフスタイルや予算に応じた建材選び、そして業者選びも重要です。フローリングの劣化サインに気づいてリフォームを検討される際の参考になさってください。