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リノベのハウツー

2018.11.28

スッキリ見えて、使いやすいキッチンの家事動線とは?

スッキリ見えて、使いやすいキッチンの家事動線とは?

キッチンの使いやすさを決めるのは、調理作業の動線。どんなにデザインが素敵でも、使いにくいキッチンではリノベーションした意味がありませんよね。

使いやすくてスッキリ見える、キッチンの動線とレイアウトをご紹介します。

冷蔵庫・コンロ・シンク+よく使うレンジなどの位置関係

スッキリ見えて、使いやすいキッチンの家事動線とは?

冷蔵庫・コンロ・シンク、それぞれの前面の中心点を結んだ三角形をワークトライアングルといいます。

この距離が短過ぎると収納や調理のスペースが不足し、長過ぎると無駄な動きが多くなります。距離の合計は3600から6000mmが適当。さらに、2カ所間の適当な距離は以下の通りです。

冷蔵庫-シンク 1200〜2100mm
シンク-コンロ 1200〜1800mm
コンロ-冷蔵庫 1200〜2700mm

ワークトライアングルはキッチンの使いやすさを確認するための指標ですが、実際の動線はもう少し複雑。冷蔵庫・コンロ・シンクの3カ所に、調理スペース、収納、ゴミ箱、電子レンジやオーブンレンジなどコンロ以外の加熱機器、キッチン家電への動線もプラスする必要があります。調理作業は調理スペースを中継して行われる場合が多いので、冷蔵庫・コンロ・シンクとよく使うレンジなどが、調理スペースと適度な距離で近接しているとスムーズな動線になります。

また、ダイニングと一体のオープン型キッチンの場合は、これらの要素をどこにレイアウトするかで、ダイニング側から見たときにスッキリみえるかどうかも違ってきます。
それでは、レイアウト別にみていきましょう。

対面式キッチンの場合

スッキリ見えて、使いやすいキッチンの家事動線とは?

対面式キッチンはさまざまなレイアウトがありますが、ここでは、一般的な「ダイニング側を向く列」と「壁向きの列」の2列型の場合を考えてみます。ダイニング側の列は片側のみ壁付きの場合が多く、ペニンシュラ(半島)型と呼ばれることもあります。

2列型の場合は、壁側の列に背の高いウォールキャビネットや吊り戸棚を設置して、収納を豊富に設けることができます。ダイニング側の列が、キッチンの足元や壁側の収納を隠す役割をするので、キッチンの中が丸見えにならず、見た目もすっきり見えます。

調理の動線はシンクとコンロを1列に並べるか、2列に振り分けるかで、大きく変わります。どちらの場合も、背が高い冷蔵庫は壁側にレイアウトするのが一般的です。
 
【シンク・コンロ一列型】
シンクとコンロを一列にしてダイニング側、冷蔵庫だけ壁側のシンクに近いコーナーにレイアウト。ほぼダイニング側で調理することになり、家族とのコミュニケーションが取りやすく、配膳や後片付けもしやすいメリットがあります。このレイアウトではシンクとコンロの間がメインの調理スペース。動線の中心となります。このスペースの幅は60cm以上とるようにします。レンジやキッチン家電などは、壁側の列のカウンターに並べたり、収納したりするといいでしょう。
メインの調理スペースの幅がとれない場合は、調理スペースだけ壁側に設けることもできますが、動線の無駄は多くなります。場合によっては、シンク・コンロ振り分けレイアウトを選んだ方がいいかもしれません。
 
【シンク・コンロ振り分け型】
シンク・コンロを2列に振り分けると調理スペースを多くとれます。動線を短くしようとして、シンクとコンロを真正面にすると、振り返りながらの作業がかえって大変です。必ず少しずらして配置します。2人以上で調理する場合もそのほうが便利です。
油煙が出て排気も必要なコンロが壁側、シンクがダイニング側というレイアウトが一般的です。メインの調理スペースはシンク側にし、壁側のカウンターはレンジやキッチン家電の収納や、補助的な調理スペースとするといいでしょう。

壁付けキッチンの場合

スッキリ見えて、使いやすいキッチンの家事動線とは?

壁付けキッチンにもいろいろなレイアウトがありますが、代表的なものはI型、L型です。
I型、L型のキッチンを、ダイニングと一体のオープンキッチンとしてレイアウトする場合は、狭いスペースでも納まるメリットがあります。反面、キッチンがダイニング側から足元まで丸見えになってしまうのが欠点です。ゴミ箱などの収納もなるべく隠す収納にしたほうが、スッキリと見えます。
 
【壁付けI型】
冷蔵庫、シンク、コンロの順に一列に配置します。動線は長く一直線となり、疲れやすいのですが、少人数の家庭などのコンパクトなキッチンには向いています。シンクとコンロの間がメイン調理スペースになりますが、そこからあまり動かずに作業ができれば効率的です。
どうしても収納スペースが不足しがちなので、スペースが許せば、キッチンとダイニングテーブルの間に、キッチンカウンター同じ高さの棚を置くと便利です。キッチン側から使用して、ゴミ箱や家電などの収納や、補助的な調理スペースとして使えます。
 
【壁付けL型キッチン】
L型の良さを生かすなら、シンクとコンロはL字のそれぞれの辺に振り分けます。90度の回転で作業ができるので、身体への負担が少なく、作業動線も短くなります。冷蔵庫はシンクと横並びに置くのが一般的です。カウンターのコーナー部分を調理スペースにする場合は、シンクやコンロは角から30cm以上離します。

その他のスタイルのキッチンの場合

スッキリ見えて、使いやすいキッチンの家事動線とは?

【アイランド型】
アイランド型は、I型またはL型のキッチンと組み合わせて使うことが一般的です。アイランド部分を何に使うかで、動線も変わります。アイランドにシンクとコンロもしくは、どちらか片方を配置する場合は、対面式キッチンとほぼ同じ使い勝手になります。アイランドの四方に通路が必要なので、ペニンシュラ型に比べて、スペースにゆとりが必要です。
シンク・コンロを壁付きのI型もしくはL型部分に配置する場合は、アイランド部分はメインもしくはサブの調理スペースとなります。動線としては振り返り動作が多くなりますが、家族や仲間での料理や、スペースが必要なお菓子づくりなどには向いています。
 
【U型】
収納量も作業スペースもたっぷりとれ、動線も比較的短いU型。3方向とも壁付けの場合と、一部を対面式のカウンターにする場合があります。
シンクをセンターにして、冷蔵庫とコンロを左右に振り分けるのは、とても作業効率のいいレイアウト。冷蔵庫とシンクを並べて、コンロをセンターに、残る一辺を配膳などのサービスカウンターにするのも使い勝手のいいレイアウトです。

まとめ

使いやすいキッチンの動線、いかがでしたか?キッチンリノベーションのプランを考えたら、普段の調理作業を思い浮かべながら、家事動線をじっくりチェックしてみてくださいね。

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