リノベのハウツー
2020.04.07
最適なリビングのレイアウトとは?家族構成別に紹介
快適な暮らしを目指すためには、家族構成に合ったリビングのレイアウトが重要です。リビングは、家の中でも空間が広い場所のひとつで、家族が一緒に過ごす場所でもあります。家庭によっては、一緒に食事をする場所としてリビングを活用することもあるでしょう。
今回は、家族構成に合わせたおすすめのリビングのレイアウト、インテリアやソファなどの配置方法について紹介します。リビングを居心地のよい空間に変えたいと考えている方は、この記事を役立ててください。
リビングの基本はレイアウトから
快適なリビングを実現するためには、レイアウトが重要になります。リビングのレイアウトは、大きく分けると3種類あります。自分の好みや家族構成に合わせたレイアウトを選びましょう。
L字レイアウト
L字レイアウトとは、ソファをL型に配置する方法です。テーブルを直角にして挟むようにして、2つのソファを配置します。テレビは、ソファに対面するように配置するのがポイントです。
L字レイアウトの特徴は、デッドスペースを作りにくいことです。空間を有効活用できるので、子どものいる家庭にもおすすめです。来客時も相手を斜めに見ながら会話ができるので、くつろいでもらえるでしょう。
対面型レイアウト
対面型レイアウトとは、2つのソファを向かい合わせにするレイアウトです。ソファの間にはテーブルを配置します。
対面型レイアウトの場合、リビングを広く利用することになるので、2人暮らしの夫婦におすすめです。リビングがそれほど広くない場合には、両側のソファを壁につけるとよいでしょう。
なお、リビングの中央にソファを配置するときには、後方に通路を作っておくことで使いやすくなります。
コ型レイアウト
コ型レイアウトとは、テーブルの周囲にソファをコの字型に配置するレイアウトです。最初に2~3人掛けソファを置き、左右に1人掛けのソファを配置してコ型を作ります。ソファの数が多いので、子どもの多い家庭や二世帯住宅などにおすすめです。
ただし、コ型レイアウトは広いスペースを必要とするので、リビングがあまり広くない場合はあまりおすすめできません。
リビングセットを置かない方法もある
家族構成によっては、あえてリビングセットを置かないのもひとつの方法です。小さな子どものいる家族の場合、子どもが遊ぶためのスペースをリビングに設ける場合もあるでしょう。そのような場合は、テーブルやソファをダイニングに設置するという方法もおすすめです。
ソファの活用方法
リビングで快適に過ごすためには、ソファ選びが大切です。家族構成に合わせたソファをリビングに配置することで、利便性が向上します。
1人暮らしの場合
1人暮らしの場合は、ベッドにもできるソファが便利です。ソファベッドは、ソファとベッドの2役を1つでこなしてくれます。普段はソファとして利用し、寝るときに広げてベッドとして活用すれば、場所を取りません。
1人掛け用のソファにも、さまざまなタイプのものがそろっています。一般的なサイズのソファは600mm~900mmですが、900mmのサイズを選択すればゆったりと座れ、リラックスして過ごせるでしょう。
2人暮らしの場合
2人暮らしの場合は、座り心地を重視したソファがおすすめです。S字ばねやコイルスプリングなどを使用したソファなら、リビングで快適な時間を過ごすことができるでしょう。
一般的な2人掛けのソファのサイズは、1,100~1,600mmです。ただし、1,100mmの場合、2人で使用するには窮屈さを感じることもあるので、1,500mm以上のサイズを選ぶようにしましょう。奥行きについても、820mm以上のサイズなら、ゆったりと過ごせるはずです。
子どものいる家庭の場合
子どものいる家族の場合、快適性に加えて、安全性や耐久性のあるソファを選びましょう。子どもの年齢によっては、ソファの上で飛び跳ねて遊ぶこともあります。高さのあるソファの場合、子どもがソファから落ちてケガをすることがあるので要注意です。安全性を重視するならローソファがおすすめです。
ソファの生地にはフェイクレザーがおすすめです。子どもが食べ物や飲み物をソファの上でこぼした場合でも、フェイクレザーなら比較的簡単に汚れが落とせます。
4人以上の家族の場合
4人以上の家族については、コーナーソファがおすすめです。コーナーソファとは、リビングのコーナーに配置できるソファのことです。リビングにスペースを作ることで、部屋を上手に活用できるでしょう。
まとめ
居心地のよいリビングにしたい場合、レイアウトにこだわることが大切です。2人暮らしなら対面型レイアウト、3人の暮らしならL字レイアウト、4人以上の家族がコ型レイアウトというように、家族構成に合わせてレイアウトを変えるのがおすすめです。
リビングに配置するソファについても、家族構成に合わせて選びましょう。子どものいる家庭では、汚れを落としやすいフェイクレザーのソファ、転倒してもケガをしにくいローソファなどがおすすめです。