リフォームの予算を考えてみる〜立てる際のポイント・内容別相場もお伝えします〜

住み慣れた家をリフォームして、より快適に、より長く住めたら嬉しいですよね。
ただ、リフォームにかかる費用を心配して動き出せない人も多いはず。
今回は、リフォームにかかる予算を紹介します。

目次
1. リフォームの予算を立てる際のポイント
・家の総点検をしてリフォームをする規模を決める
・リフォームの予算配分の優先順位を決める
・一戸建てとマンションのリフォーム予算の違い
2. リフォーム内容別予算
・間取り変更
・外装リフォーム
・耐震
3. まとめ

リフォームの予算を立てる際のポイント

事前にポイントを知って無駄なくリフォームを行いましょう。

■家の総点検をしてリフォームをする規模を決める

リフォーム予算を立てる前に、家の総点検を行って、問題のある箇所はどこなのか、リフォームが必要な箇所はどこなのかをはっきりとさせておくことが大切です。

リフォームを検討する場合、家の老朽化が理由になることが多いです。最初は１、２箇所だけリフォームすればいいと思っていても、数年後に違う箇所のリフォームが必要になる場合があります。トイレやキッチンだけのリフォームを考えていたとしても、結果的に水周り全体のリフォームをしなければならなくなるというケースもあります。

時期を変えてリフォーム箇所を追加する場合、トータルでリフォーム費用が大きく増える場合があります。あらかじめ家全体を細かく確認し、どこをリフォームするべきか検討しましょう。

■リフォームの予算配分の優先順位を決める

リフォームの規模を決めたら、次に予算配分の優先順位を決めます。

【複数箇所のリフォームを行う場合】
一番予算をかける場所とそれほどかけなくていい場所を決めた後、他の箇所の製品グレードやオプションを決めましょう。

【1箇所のみリフォームを行う場合】
1箇所のリフォームでは、部分ごとにどれだけ費用をかけるのか優先順位を決める必要があります。例えばトイレのリフォームの場合、トイレ便器の機能はどのレベルにするか、便器のグレードはどうするか、壁紙などの資材のデザイン性や質にどれほどかけるか、などです。

予算配分の優先順位をしっかり検討することで、予算内で一番満足のいく仕上がりとなります。

■一戸建てとマンションのリフォーム予算の違い
一戸建てとマンションではリフォーム予算の立て方に違いがあります。

①マンションの場合
マンションごとにリフォーム範囲が制限されているはずです。
分譲マンションには「管理規約」が定められていて、専有部分と共有部分についての記述、工事を行う場合の手続きなどの規則があるはずですので必ず確認してください。
集合住宅ですから、様々な制約の中でのリフォームとなります。

②一戸建ての場合
一戸建ての場合は全面的なリフォームが可能です。自由にリフォーム出来る分、費用も膨らむ場合もあるので事前にしっかりと計画することが大事です。

リフォーム内容別予算

あくまで目安ですが、一般的には以下のような相場です。

■間取り変更

間取り変更リフォームの費用

・間仕切り(壁)を新規設置　5万～20万円

・壁の撤去と簡単な補修工事　15万～30万円

・6畳の部屋を2つつなげる+床の張替え　35万～100万円

・広い部屋を2つの部屋に分ける　10万～25万円

・水回り(キッチン・浴室・洗面所・トイレなど)の設置+床の張替え　200～500万
（参考：間取り変更リフォームは何をすればいいの? 費用相場やポイントを解説）


■外装リフォーム

外壁 リフォームの一般的な相場は以下の通りです。
・外壁塗装＋コーキング    100〜190万円

・外壁塗装    100〜180万円

リフォームの種類（補修、塗装、新調）や規模、建物の高さ（足場を組む必要があるため）によって価格が変わります。
（参考：一軒家のリフォーム相場はどのくらい？建て替えとの比較もしたい）


■耐震リフォーム
建物の地震対策には、大きく分けると、「耐震」「制震」「免震」と、3つの方法があります。こちらでは耐震・制震・免震をまとめて「耐震リフォーム」として紹介します。

耐震リフォームの際にかかる費用は、工事内容によって25～200万円程度と金額にかなりの差があるため一概には言えませんが、平均で120～150万円で実施できた例が多く見られます。工事内容の組み合わせによっては、200～300万円以上になることもあります。
（参考：一軒家のリフォーム相場はどのくらい？建て替えとの比較もしたい）

まとめ

リフォームする場合は、リフォーム範囲や予算配分を考え、効率よく実施しましょう。
またマンションのリフォームの場合はマンションごとに制約がある場合があるので、事前に管理会社に確認しましょう。

正しい相場でリフォーム出来るよう、インターネットや雑誌で予め相場を調べてから業者に依頼すると安心です。