リノベのハウツー
2020.01.19
屋根のリフォームをしたい!その費用相場と事例、得する方法までご紹介します
屋根は家にとってなくてはならない重要な存在です。しかし、屋根も劣化は防げません。そこで、屋根だけ新しくする「屋根リフォーム」を検討してみるのはいかがでしょうか。
「どのくらいの金額で屋根をリフォームできるのか」、実際にリフォームを検討する際に悩むのが費用の部分ですよね。
今回は屋根リフォームの費用と相場をご紹介しつつ、屋根リフォームの事例や得する方法をお伝えします。
屋根リフォームの種類と費用相場は?
屋根リフォームの種類と各費用相場をご紹介します。屋根リフォームには3種類の工事があります。
塗装
屋根材の傷みが少ない場合に行う工事です。屋根を洗浄し、屋根材に合う塗料を選んで塗装します。塗料の主成分の違いによって費用が変わるため、選択次第で工事費用を抑えることができます。その一方で、費用だけで塗料を決めてしまうと塗り替えの頻度が増加して屋根リフォームの総額としては高くなってしまうことがあるので、安価すぎるものには注意が必要です。
葺き替え
使用している屋根材を取り外して、新しいものを取り付けていく工事です。一度葺き替えを行ってしまえば、屋根下にある防水シートも交換するため屋根材を長期で保つことができます。しかし大掛かりな工事のため費用が高く、使い終えた屋根材の廃棄処理費用が必要になるのがネックです。
重ね葺き
別名カバー工法。現在使用している屋根はそのままにし、新しい屋根材を上からかぶせる工事のことです。上記の葺き替え工事と比べると、屋根を解体しないので解体費や廃材処理が不要。工事費を抑えることができます。しかし、既存の屋根を解体しないため屋根下には湿気がたまりやすくなります。それを防ぐためには換気口の取り付けが必要であり、外気を取り込む仕組みを作る必要があります。この換気の仕組みを作るためには、プラスで工事費用が発生します。
また、各工事費用の相場は下記の通りです。
塗装:40万円〜80万円
葺き替え:60万円〜200万円
重ね葺き:80万円〜120万円
(出典:屋根修理の費用っていくら?相場を知らない人が不安になる前に見るべき全情報)
屋根リフォームの事例のご紹介
【事例1】
屋根リフォーム種類:塗装
リフォーム費用:60万円
築年数:16年〜20年
工事期間:1ヶ月
(出典:屋根もこだわりのスーパームキコート!長く良い状態を保ちます!)
【事例2】
屋根リフォーム種類:重ね葺き
リフォーム費用:90万円
築年数:16年〜20年
工事期間:1ヶ月
(出典:金属屋根に重ね葺き!夏の暑さ対策に棟換気も設置しました!)
【事例3】
屋根リフォーム種類:葺き替え
リフォーム費用:120万円
築年数:30年
工事期間:30日間
(出典:屋根の葺き替え費用相場と施工例!リフォーム時期の目安は何年位?)
補助金制度や助成金を使うとお得になる
屋根リフォームをする際には、補助金制度や助成金を使って費用をお得にすることが可能です。「どんなリフォームをすれば補助金・助成金を受け取れるのか」「受け取るための条件」をご紹介します。
補助金や助成金を利用できる、リフォームの種類とは
屋根リフォームをする際に補助金や助成金を利用できるリフォームの種類は、「省エネリフォーム」「耐震リフォーム」の2種類です。このどちらかに当てはまるリフォームをすれば、補助金や助成金を受け取れる可能性があります。
●省エネリフォーム
環境のことを考慮したエコなリフォームのこと。太陽光発電パネルの設置や断熱塗料を屋根に塗装する工事は、この「省エネリフォーム」に当てはまります。例えば屋根の葺き替えにより建物の断熱性が向上するため「省エネリフォーム」として認められ、補助金を受け取れる場合があります。
●耐震リフォーム
耐震性能の基準値より低い建物の補強をする際に補助金が支払われます。屋根を軽くするなどの耐震化を目的としたリフォームを行うと利用できます。例えば、屋根の葺き替えによって屋根を軽量化し耐震対策をする場合は「耐震リフォーム」として認められ、補助金を受け取れる場合があります。
補助金や助成金を受け取るための条件とその金額とは
基本的には自治体によって補助金・助成金を受け取るための条件は異なりますが、その中でも多くの自治体に共通した項目があります。それは「暴力団とは関わりがない」「税金を滞納していない」「リフォームは住むことが目的」の3点です。
どのような条件で補助金や助成金を受け取れるのかは、各自治体によって異なります。お住まいの地域のリフォーム会社に補助金や助成金制度について問い合わせをしてみるのもいいでしょう。
まとめ
屋根は、家の快適な環境を整えるために重要な部分です。屋根工事を検討中の方は「どのような屋根工事を選択するのか」を、信頼できるリフォーム会社と予算も含めてきちんと話し合って決めましょう。
その上でさらに補助金・助成金制度を利用して、費用がお得になったら嬉しいですね。